IZとマカハサンズとレイアロハ・リム・アミナ

先日のクラスは、グレイシャスレディ*1と私のいる金曜インターメディエイト(中級)クラスと、アドバンスドクラスの合同のクラスだったので、ものすごい人数。でも普段めったに会えない別のクラスの人と会えるので、けっこううれしい。マウイのコンファレンスのルームメイトは、このグレイシャスレディクラスの人なので、彼女のクラスの友人たちを紹介してもらいました。


で、その中の一人が「来週からまたハワイよ。今年3度目だわ!」というので、「うらやましい〜」と話をしているうちに、なんと彼女のハワイ行きはビジネストリップによるものだと分かった。で、そのビジネスの内容というのが、大物ハワイアンバンド、マカハサンズのパブリシティの仕事だというからビックリ。


夏に日本で大量購入してきたフラレアで、「マカハサンズのメンバーの奥さんが亡くなった」と読んだばかりなので、「そういえば…」と聞くと、詳しいことを教えてくれた。亡くなったのは、ムーン・カウアカヒの奥さん、リディア。まだ49歳で、今年1月のことだったという。「まだ若いのに」というと。「でも彼女のファミリーは残念ながら、皆早く亡くなっているの。IZもそう…」という。


IZ(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)の大ファンと何度も書いておきながら、実はマカハサンズのことはあまり知らず、またマカハサンズ・オブ・ニイハウとマカハサンズは別バンドだと思っていた私(恥。IZが去った後、「ニイハウ」をとったそう)。


その後家に帰って調べてみると、カマカヴィヴォオレ家には、IZ,スキッピー以外にもエヴァンジェリン、レイラニの二人の姉妹がいたが、リディア以外は全員若くして亡くなっており、リディアは兄弟の中で最後に残った一人だったことや、今回亡くなったリディアが、クムフラとしても高名な人で、クムフラの貴重なインタビュー集、「Kumu Hula: Keepers of a Culture」にも出ている他、82年のメリーモナークで彼女のハラウが1位だったことなど、ちょっと調べてみると、後から後からいろいろ知らないことが続出。


また、IZの兄で一緒にマカハ・サンズ・オブ・ニイハウで活動していたスキッピー(1982年にわずか28歳で死去)の奥さんは、なんとレイアロハ・リム・アミナだということが分かった(スキッピーの従兄弟のメルヴィン・アミナと後に再婚。ちなみにアミナはソロになったIZとずっと活動を共にしていました)。


いつかIZのお墓をたずねてみたいとずっと思っていたのだけれど、スキッピーのお墓もIZのお墓もハワイにはない。
なぜなら彼らは灰となって、子供の頃遊んだ海にまかれたから。IZの奥さんは、マーリーン(すごい美人!)。IZとの間に現在22歳の娘がいるのですが、娘さんはすでに結婚して2児の母だそう。IZは1959年生まれなので、もし2005年の今生きていたとしてもまだ46歳。本当に彼の若い死が悔やまれます。カマカヴィヴォオレ家の方々の冥福をお祈りします。


◎写真は今年(2005年)5月にリリースされた最も新しいマカハサンズ名義のベスト盤アルバム(正しい発音はマーカハ)。「Only the Very Best of the Makaha Sons: Heke Wale」マカハサンズはいっぱいアルバム出しているので、入門編の最初の1枚に良いかもしれません。


Kumu Hula: Keepers of a Culture
Robert Mugge

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Hawaiian Rainbow ハワイアン・チャント New Pocket Hawaiian Dictionary: With a Concise Grammar and Given Names in Hawaiian ALOHA!ハワイ語―フラとハワイを愛する人々へ フラレア エカヒ
by G-Tools
NOTE:上記DVD、US製なのでリージョンコードUS仕様となっていますが、実際には日本のデッキでも問題なく見られるそうです(友人談)。もしかしたらデッキによって、異なるのかもしれませんがご参考までに…


後日談:
最近(2009年)知ったのですが、ムーンさん、2007年に日本人の方と再婚されていたんですね。
ホノルルアドバタイザー紙、そしてマカハサンズの公式サイトにそのことが書かれていました。
なんとムーンさんの羽織袴姿も!
末永くお幸せに!

*1:ゆっくりしたアウアナ中心のクラス。このクラスは35歳以上の人だったら誰でもOKなので、実は年齢層が幅広いです。初心者からフラ歴十数年のベテランまでおり、私と同じ2歳の子供がいるママもいれば、お孫さんがたくさんいるグランマまでいます