マーカハ・サンズ in L.A.

aloha_mode2007-02-01


ロサンゼルス郊外のウィティア市で行われたマーカハ・サンズ*1のライブに行ってきました。
これは今年冬に発売予定のライブDVD収録のための特別追加公演だったので、なんと無料!


若手ミュージシャンのホープホークー・ズッターマイスター*2が特別ゲスト、そしてハーラウ、ケアリイ・オ・ナーラニからはワヒネ、カーネ、そしてグレイシャスレイディーズが地元ハーラウとしてフラを披露しました。


そしてソロでフラを踊ったのは、ジェローム・ココの愛娘、Jeri-Lynn Kealolahilahi Koko(ケアロ・ココ)さん。彼女は、カレオ・トリニダッドのハーラウ(Ka Leo o Laka i Ka Hikina o Ka La)から2005年、ミス・アロハフラ部門に出場し、2位に輝いた人で、それはもう見事なフラでした。表情の美しさ、手の動きの見事さなどはいうまでもありませんが、私が一番すごいなぁ〜と思ったのは、音楽とフラの一部の隙もない融合度で、子供の頃から体にしみこんでいるバンドの音楽との息の合い方、これだけはもう誰にも真似できないでしょう。内側から光り輝くような、久々に鳥肌もののフラを見た気がします。


ホークーは、もうすぐデビューCDをリリースするとのことで、マーカハ・サンズのプロデュース作品です。
この公演は、通常のライブと違って、カメラを調整しつつのライブだったので、テープの交換(笑)時間に、待ち時間にジェロームがステージに出てきて、即席Q&A大会をやったりと、サービス満点でした。この日、最後にやった曲は、Kaleohano(カレオハノ)。私がはじめて聴いたのは、IZ(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)のバージョンでしたが、この曲を作ったムーン・カウアカヒ自身が歌うKaleohanoも、本当に素晴らしいものでした。


余談ですが、ムーンさん、実はあの伝説的なクムフラ、ダリル・ルペヌイのハーラウ、Waimapunaでフラを習っていたそうで(他のメンバーももちろん少しは踊れますが、ジェローム氏いわく、本格的なのはムーンさんだけ)、なんと初期のメリーモナークにも出場してます。ムーンさんの奥さんは故リディアさんもメリーモナークに出場していたクムフラで、彼女はIZのお姉さん(一説には妹?)でした。


DVDは2007年冬に発売予定。マーカハ・サンズ featuring ホークー・ズッターマイスター、ケアロ・ココ、ハーラウ・ケアリイ・オ・ナーラニ。リージョンフリーなので、ぜひ発売されたらチェックしてみてくださいね。クム、ケアリイ・サバロスのソロもあります。

*1:マーカハは地名で、ハワイ語での正しい発音はマカハではなくマーカハです

*2:ハワイ語で星を意味するHOKUも実はホクではなくホークーと伸ばして発音します