サンタモニカ・カレッジ

aloha_mode2005-06-09



今日、超久しぶりにSMCこと、サンタモニカカレッジに行ってきた。私は何を隠そう、2年くらい前まで、サンタモニカカレッジの学生でした。
アメリカでは2年制の公立短大はコミュニティカレッジと呼ばれており、日本の短大とはだいぶ趣が違います。


まず入学。日本からの留学の場合はTOEFLなどが必要ですが、在住者の場合は、誰でも無試験で入学できます。日本人でも私のようにresident(在住者)のステイタス(ビザ証明などが必要)があれば、TOEFE不要、しかも料金もかなり異なります。ちょっと前まで、1ユニット12ドルくらいだったのですが、現在は26ドル(クラスごとに1〜3ユニット。いまひとつこのユニットの基準がよくわかりませんが、ユニット=単位で、難しいクラスでも1ユニットの場合もあれば、簡単なクラスでも3ユニットとれてしまう場合もあります)。ちなみに留学生は1ユニット180ドル。た、高い!!!
UCLAなどの4年制大学は、1ユニットの値段がもっと高いので、一般のアメリカ人(特にお金を節約したい人)は、まずコミュニティカレッジに入って、安い値段でできる限り単位を取得し、あらためて4年制大学に編入するというのが一般的です。アメリカでは、日本のように大学のお金は親がいつも全額出すわけではなく、働きながら自分で払う人も多いので、夜間のコースもある、こういうコミュニティカレッジはとても便利です。


また卒業というのも、各自が卒業に必要な単位をとった時が卒業で、頑張れば2年かからずに必要な単位をとることも可能です。また、逆に何年在籍していてもOKで、そのためにお金をさらに追加で払う必要もありません。あ、ちなみにもちろん日本の学校のように「入学金」もありません。
ようするに、入りたい時に入って、出たい時に出れる、とても気軽に通える学校なのです。また、コミュニティという名前がついているだけあって、もともとは一般の生涯学習の意味合いが強いため、通学生の年齢は高校を卒業したばかりの18歳くらいから、上は70代?とおぼしき、かなりのシニアまでいます。同じ内容の授業に、昼間のクラスと夜間のクラスがあり、夜間は働きながら学ぶ人が多いため、年齢層はぐっとあがります。
日本だと、1、2歳年齢が上なだけでも、短大、大学ではかなり浮いてしまいますが、アメリカの学校では、年齢は誰も気にしません(こういうところ、アメリカはいいな〜と思う)。


ちなみに授業内容は、日本の短大のように学科が決まっているわけではなく、数多くのクラスがあり、それを学科などにしばられずに好きなものを選択できます。たとえば、過去に私が選択したクラスは、グラフィックデザイン、写真、プログラミングと、アート系、理数系ごちゃまぜです。とにかくクラスの種類がたくさんあるので、天文学、ダンス(フラメンコ、アフリカンダンスなどのクラスがある!)、法律、幼児教育、車のメンテナンス、映画、美容、ロッククライミング(!)、ピラティス、ゴルフ、卓球、オペラ、園芸、ファッションバイヤー…と選り取りみどり。
(実は今しっかりカタログみてみて、自分でもビックリ)


短期の留学生の方は、ESLだけという人も多いので、もったいない!できるだけ早くESLを卒業して、英語以外の「何か」をぜひ学んでいってほしいです(そのためにも日本で可能な限り英語をしっかり勉強してから、留学することをオススメします)。


というわけで久々に秋から、週に1度学生に戻ろうと思います。
学生いいっすよ。なぜって、student discountがあるんだもーん!