学ぶべし!


今通ってるサンタモニカカレッジの中にacademy of entertainment & technologyという特殊
なコースがあります。ここはポートフォリオレジュメ&エッセーを提出し、約10倍くらいの
確率で受講者を決めるのですが、先日私もちょっくら試してみるかと、締切りぎりぎりに願書
を出してみたら、なんとこれが合格!うれしいやらビックリやらちょっと複雑な気持ちです。

このコースは、ウェブ&コンピュータグラフィック系の上級クラスがあり、カレッジ内にまっ
たく別のコースとして存在しています。グラフィック系やウェブ系のコースをとると、必ずこ
のアカデミーをねらっている人がおり、皆で受験の傾向と対策を話し合ったりしている風景を
よくみますが、まさか自分が出願し、しかも1回で合格するとは思ってませんでした。

というのは、以前とっていたデザインのクラスに「なんとしても入ってやるー」と息巻いている
人がおり、話を聞いてみるとなんとこれまで4回もチャレンジしているのだそうで、かなり難関
だと思っていたからです(毎年春と秋にしかチャンスはないので、もう2年も彼はチャレンジし
つづけているのです)。

このアカデミーは、通常のサンタモニカカレッジとは別のところにキャンパスがあり、ディズニ
ーやドリームワークスをはじめとする企業がスポンサーになっているため、施設がかなり整って
いるのが特徴。またインターンシップも、大手に行くチャンスがあるので、ウェブ&コンピュー
タグラフィックなど、マルチメディア関連の仕事をしたいと思っている人にとっては、なかなか
条件のいい学校です。

とはいえ、昨今のアメリカのネット業界の不振、そして全般的な不景気で予算が削られているよ
うな気もしますが
おそらくそれに合わせて出願者も減ったのではないか?と思います。じゃなきゃ、いくらなんで
も1発合格はないよなぁ…。(と、これまでの人生で受験というものでいい思いをしたことがな
い私は思うのでした)

ウェブのアドバンスドクラスもとりたいけれど、実は今もっと興味が出てきているのは「shrek」
などにも
使われている、コンピュータグラフィックスの方。日本でもデジタルハリウッドがかなり力を入
れている分野だけれど、最近の技術の進歩ってすごい!これまでは、いかにもコンピュータっぽ
い作り物的絵でしか表現できなかったのに、最近は映画「shrek」に代表されるように、とても自
然で身近なものになってきた。
せっかく映画の都、ロサンゼルスに住んでいるわけだし、最先端の技術を学ばなくては!と思う私です。
日本ではこの映画、まだまだ公開は先の話ですが、公開されたら絶対見てください。

映画の余談:
子供の映画だと思ってたら大間違い!ブラックユーモアも少々ちりばめられた
大人向けのエンターテインメント大作です。制作費も、かの大駄作(とあえていわせていただこう)
パールハーバー」の半分以下。それでこれだけすごいものを作れるのだから
ディズニーもあせるはず。噂では、映画の失敗(予想をはるかに下回る興行成績)で
お偉いさんが首切りにあったとか。それも無理はありません。

あ、ちなみに会社は今のところ辞めません。だってさすがアメリカ夜間クラスも充実してるんだもん!
しかも授業料は1クラス3ヶ月で30〜60ドル程度。こんなに安くて申し訳ないって思うくらい安い。
(私の場合は留学生ビザでないのと、2年以上州に住んでいるので居住者料金なのです)
というわけで、これからも「人生日々学ぶのみ!」です。