頑張れ！ヒロ・ハッティ

あのヒロ・ハッティが破産法11条を申請しました。
この11条っていうのは、日本の民事再生法に近いものなのだけれど、これで本当に再生できればラッキーで、このまま事実上クローズしてしまう会社も多い。

今年春のアロハ航空の破綻もまだ記憶に新しいところですが、アロハ航空も11条を経て、結局破綻してしまいました。

４月にオアフに行った時も、８月にカウアイに行った時も、ヒロ・ハッティに行き、正直「やばいかも〜」って思ったんですよね。一時のような勢いはなく、店内も閑散としていて、あの無料トロリーも乗客が少なかったし。あまり買う気がなかった品物まで思わず買ってしまいました。

現時点では、まだハワイの11店舗、カリフォルニアの２店舗は閉店することなく営業を続ける予定とのことですが、正直、今後突然クローズすることもありえます。

マウイダイバーズ、ロイヤルハワイアンクリエーションズ（ムウムウなど作ってる会社）などが債権者に名を連ねており、連鎖倒産しないか心配です。

ちなみに今回の破産法申請の背景には、米国（＆世界）経済の不振、航空運賃の高騰、その他の原因による旅行者数の激減、そしてワイキキのロイヤルハワイアンセンター内に開店を予定していた新店舗が１年以上遅れていたことなどがあるそう。私はアメリカに住んでいますが、最近、日本でも報道されているように金融関係の身売りや、また中小企業でも閉店、縮小、レイオフなどさかんに耳にします。ここまでひどいのは、アメリカに住むようになって10年、初めてで、かなり不安を感じています。

経済が落ち込むと、旅行業界への影響は多大なものがあります。ハワイのような観光業が中心の島にとっては、その打撃ははかりしれないものがあります。

皆さん、ハワイに行ったら、いっぱいお金落としてきてください。できれば、メインランド資本の会社、ホテルではなく、ハワイ資本の会社や、ハワイの個人商店、レストランなど、なるべーくローカルにお金が渡るようお願いします。また、オアフ島はともかく、カウアイ島、ハワイ島、マウイ島などその他の島では、観光客の減少による影響がオアフ島以上に大きいので、ぜひオアフ以外の島も訪問してみてください。特にカウアイおすすめです！
それからハワイのミュージシャンのＣＤを買う場合、日本で日本盤を買うのも良いですが（ロイヤリティーはちゃんと渡るので）、できればハワイで購入してください。いうまでもないですが、フラで習う曲とか、友人同士のCDコピーは厳禁ですよ〜（曲をすぐ手に入れたい時、コピーするのはアリかな？と個人的には思いますが、ハワイに行ったら必ずＣＤ購入してください）。