'A'ohe pau ka 'ike i ka hālau ho'okahi
(All knowledge is not taught in one school=One can learn from many sources.)

知識は1つの学校だけでは得られない


これはハワイ語の有名な格言です。
ハワイでは、クムが「自分が教えられることはすべて教えた。別のハーラウに入ってさらに勉強を続けなさい」という意味で使ったり、また日常的に「知識は1つのソースから得るものではない。ふだんの生活や他のさまざまなことからも学ぶことがある」という意味で使ったりします。


私は今のハーラウでフラを習って5年ほど経ちますが、その他に現在、lei hulu(レイフル=フェザーレイ)と、'ōlelo Hawai'i(オーレロ・ハヴァイイ=ハワイ語)のクラスをとっています。lei huluは直接フラには関係ないけれど、このクラスで会うクプナの方たちと話をすることが、私にとって毎週とても大きな楽しみであり、学ぶことも多いです。日系の方も多いので、50年前のカウアイやマウイの生活の話を聞いたり、kanaka maori(ハワイ人)の女性からは、彼女の家の歴史について話を聞いたり、フェザーレイを作るかたわら、さまざまな話を聞くことができるのは、実はフェザーレイ作り以上に楽しかったり(!)します。


先日、LAでimua ho'olauleaという野外の無料ハワイアンフェスティバルがあり、lei huluのグループのフードブースでボランティアとして働く機会に恵まれました。各地の支部から、総勢50名ものボランティアが集まり、真夏のサウナのように熱いテントの中で一緒に働きました。私は昔から給食の盛り付けとか、学園祭とかになると燃えるタイプなので、こういう仕事は大好き。


lei huluのグループの良いところは、異なるバックグラウンドの参加者が多いということ。別のハーラウの生徒がいたり、ウクレレのミュージシャンがいたりするのですが、ふだんはあまり知り合う機会のない他の支部のメンバーと交流できるのはうれしいことです。
でも、プレートランチにライスを盛り付けていた女性が、他のハーラウのクムだったと後で聞いて冷や汗をかきました。


当日はlaulau(ラウラウ)、pipi BBQ(pipi=beef)、portuguese sausage(ポーチュギース・ソーセージ。ポルトガル風ソーセージ)、kalua pua'a(カルア・プアア。通常カルアピッグといいます。pua'a=pork)、poi(ポイ)、スパムむすび、ガーリックフィッシュなどのご馳走がスタッフは食べ放題。おまけにシェイブアイスの差し入れが何度もあって、灼熱のテントで働いているスタッフはこれで何度生き返ったことか。来月、また別の場所でホオラウレアがあり、またフードブースを出すので、またボランティアとして一生懸命ご馳走を食べてくる働いてきたいと思います。