念願かなってギルロイ、ガーリックフェスティバルへ


日本にいた時、ふと耳にしたニュース、それは
カリフォルニアのギルロイという町で行われる
ガーリッククイーンコンテスト。いわゆる、ミス・りんご
とか、ミス・さくらんぼみたいなご当地ミスコンテスト
なのだけれど、この町では、なんとミス・にんにく!
そのネーミングのすごさに、思わず「いつか行ってみたい」
と思うようになったのです。

そしてそんなこんなで、その後カリフォルニアに住むようになったものの、
ロサンゼルスからギルロイまでは片道車で5,6時間
かかることもあり、毎年行きたいとは思うものの
なかなか行くチャンスはありませんでした。

そして念願かなって、渡米5年目にしてようやく今年、
ギルロイ、ガーリックフェスティバルに行ってきました。

長距離なので、宿泊はLAとギルロイのほぼ中間にある
サンルイオビスポのシカモア温泉に金曜に泊まり、土曜日
3時間かけてギルロイまでドライブ。
フリーウェイを下りたところから、会場まで普通は10分くらいで
いける距離なのですが、イベント当日はなんと大渋滞で1時間
かかり、想像を絶する人気にビックリ!

入場料10ドルを払って、中にはいると、もうすごい人!人!人!
そして、そこここに漂うのは、もちろん強烈なガーリックの香り。
フードフェスティバルとして、アメリカに名をとどろかす、
人気フェスティバルだけに、ここのメインはやっぱり食べ物の屋台。
もう数え切れないくらいいろんな種類があるのだけれど
私が食べたのは、以下の料理。

★蒸し焼きコーン
ガーリックバターがたっぷりかかっている。
さすが農業地帯!の新鮮で、これまで食べたことがないくらい
甘くて柔らかいコーンにびっくり。ふだん食べない私もこれには
夢中でむしゃぶりつきました。

★ガーリックブレッド
このイベントの定番商品。が、とりたてていうほどの味ではなかった。

★ガーリックマッシュルーム
マッシュルームの内側に具をつめたオードブル。パルメザンチーズ、
パン粉、にんにくのみじん切り、ハーブ類などが混ざったものを
オーブンで焼いており、なかなかの美味。思わずワインが
ほしくなる…。(もちろんすぐそばには、ワインもブースもあります)

★Blackened Shrimp w/Rice
えびのガーリックグリル。やっぱり海老とにんにくは最高の組み合わせ
ではないでしょうか?

★Crawfish Etouffee over Rice
ケイジャン料理のザリガニのシチュー、エトフィー。
トロリとした口当たりの濃厚な味。ケイジャン料理は
なかなか食べる機会がないのだけれど、
もう一度食べてみたい!と思わせる味でした。

さて、この他、Kettle Korn(カリフォルニア中の
あちこちのファーマーズマーケットに出店している
チェーン店)という、その場で作る
できたてポップコーンの店では、この日だけの
にんにくフレーバーを売っていたり、別の
アイスクリーム店では、こちらも限定発売の
にんにくソフトクリームを売っていたりと
もうガーリック三昧。

にんにく味のアイスクリームなんて
長野のわさびアイス(ご存知?)と同じくらい、すごいものが
ありますが、でも意外に美味しかったのです。
私が試したのは、ガーリック&チョコレート
というフレーバー。匂いはなく、口に含んだ時に
まずチョコの味がして、その後ににんにくの
少しピリっとする風味があるのですが、これが
なかなか良くあってるのです。
話の種!と思って食べただけなのですが、
けっこうグルメな味でした。

食べ物以外には、かのクイーンコンテストの他、
有名シェフによるクッキングショー、そして
ガーリック料理コンテスト、バンド演奏など
いろいろあり、1日楽しめます。
お土産に、にんにくを編みこんで作ったGarlicBraids
(日陰で、風通しのよいところにつっておけば、にんにくは
半年以上持つそう)を購入。
ギルロイのにんにくは、日本でいえば、
大粒で美味しい青森のにんにくのような感じ
で、むきやすく美味しいです。

というわけで、来年の7月後半にサンフランシスコ
にいそうな人は、レンタカーしてでもぜひ
行ってみては?