お盆 in Los Angeles !


先週末はリトルトーキョーのお盆に出かけた。LAは日本人、日系人が多いのでこの時期、オレンジ郡からオクスナードまで、あちこちでお盆や夏祭りなどの催しものが開かれています。

会場となるのは、日系コミュニティセンターや お寺。たまたま知り合いにお祭りなどで太鼓をたたくクラブ(そういうのがLAにはいくつもある)に入っている人がいたので、彼らからLA近辺のお盆リストを入手、今年はあちこち
行ってみることにしました。

最初に行ったのは、LAのクレンショー地区(10号線のcrenshaw blvdで下り、フリーウェイの南側)にある、お盆。この辺は、1950年代くらいに日系コミュニティがあったところだそうですが、今は道をはさんで半分黒人、半分メキシコ系
住民が住んでいる地域です。

正直いって、治安のあまり良くないエリアなので、いったいどこでお盆が行われるのかと思いきや、こんなところに?と思うような住宅街の一角に洗心寺(senshin)という仏教のお寺があり、そこの敷地内で大勢の人が輪になって踊っていました。

日本を離れてそろそろ5年、こういう風景を見るのは久しぶり。しかも、タイムスリップしたかのような、昔ながらの風景にしばし感動。
しかし、周辺の住民が太鼓の音に苦情を出したため、ついた途端に早々と終了。残念な限りです。

その後、お寺の中でお焼香(と、ここまできてようやくお盆が宗教行事であることに気づいた私)、1000本のろうそくに火をともした後、シアター風の建物の中で、太鼓のパフォーマンス。無料で配られたおそうめんを食べながら、「日本」にひたりました。

でも驚いたのは、なんとこの場所に来ていた人のほとんどが日系人で、どこからも日本語が聞こえてこなかったこと。別の日に行った、ブリッジUSAという日系雑誌が行っている夏祭り(出展者からだけでなく、一般からも入場料をとる。せこすぎ〜!)が日本人ばかりなのと比べると、大きな違いです。

翌週は、リトルトーキョー西本願寺禅宗寺のお盆をハシゴ。どちらも隣接しているので、歩いていける距離です。禅宗寺の方は規模が小さいのですが、食べ物の屋台が多く、いずれも美味しいのが有名です。もう1つの西本願寺は、各地のグループが集まってブースを開いているので、かなり規模も大きく、盆踊りをする人の数も多いです。

しかし、この後8月に入ってから開かれた、LAで最も評判のお盆。ガーデナ仏教会主催のそれに参加できなかったのは残念です。以前、LAの日本人地域である、このガーデナ&トーランスエリアに住んでいた時から、ずっとずっと行きたい!と思ってたのですがこちらもなかなか行く機会に恵まれません。来年こそは!