アリゾナ紀行 その2


ツーソンのホテルに着いたのは夜9時過ぎ。
フェニックスからは、約2時間かかりました。
道は10号線1本なので、すごく簡単。初心者でも大丈夫な
らくちんドライブです。ホテルがなかなか豪華なのですごく感激し、その日は
プール&ジャクジーへ直行。星空をみながらゆったりくつろいだのでした。
アメリカのホテルは、一部の格安&シティホテルをのぞき、必ずといっていいほどプール、ジャクジー、フィットネスルームがあるので、こういう施設は積極的に利用してもらいたいものです。
(私は旅行カバンの中には、ビーチサンダルと水着を必ず入れています)


ところで、アリゾナの星ってめちゃくちゃきれいなの皆さんご存知でしょうか?
アリゾナは空気が澄んでいるし、田舎であまり光もないため、星を見るには
最高のところです。都市部に宿泊している場合も、夜30分もドライブすれば
照明のまったくないところにでられます。
このホテルはたまたま街から離れたところにあるせいか、かなり
星がよくみえました。日本では考えられないほど多くの星が見られるので
ぜひアリゾナにきたら星見物がオススメです。
ちなみに目の良い人は、人工衛星もみれちゃうくらいです。
人工衛星は、星によく似てるのですが、ゆーっくり動いているので
わかります。


翌日は、まず主人の元同僚の両親の家へ、お庭拝見に。
もともとロサンゼルスに住んでいて、現在はアリゾナで引退生活を
送るコロンビア人とユダヤ人の夫妻が、スピリチュアルなお庭を造ろうと
思ったのは、5年ほど前のこと。もともとメディテーションに興味を
持っていた夫妻は、フランスのとある教会にある、石垣で作った迷路、ラビリンスを自分の家で復元しようと思いついたそうです。ホンモノはかなり大きいのだそうですが、彼らが作ったのは小石で作ったミニ版。
自分たちで小石を集め、図面とおりに地面に小石を置き、作ったそうです。
迷路だ!と思って、さっそく歩き始めると「ゆっくりね」と注意されました。これはもともと瞑想用のもので、ゆっくり道をたどりながらメディテーションするのだそうです。
人ひとりが通れるくらいの小さな道をゆっくり歩くと、直径わずか20メートルくらいの円でも10分くらいかかりました。


どういう風になっているのかわかりませんが、同じ道は一度も
通らず一筆書きのように歩いていくと、最後には真中にたどりつくことができます。
そこでお願いごとをし、終わり。なんてことはないのですが、それでも
小鳥の声が聞こえる静かな庭でゆっくり歩いたことは、良い経験になりました。
このラビリンスの他、ネイティブアメリカンの儀式用の庭などもありました。
彼らの次のプロジェクトは、ZEN Gardenだそう。アリゾナにはこういう
ニューエイジ系の人がすごく多いのですが、彼らはまさにそういう人たちで、
後で知ったのですが、この地域でメディテーションやリーディングのレクチャーを開いたりすることもあるそうです。


近くでガスを補給した後、ダウンタウンへ。
ところで、このなんてことないダウンタウンで私たちははじめての
ロードランナーを目撃しました。ロードランナーとは、車!ではなく
飛べない鳥の名前で、飛べないかわりに走るのがすごく速く、アリゾナ
ニューメキシコの名物となっている鳥です。ディズニーのアニメにも
でてくるから、名前くらいは知っている人も多いのでは?


ダウンタウンは、4th streetという学生街にも近いお洒落な通りがオススメです。
LAでいえば、メルローズのような雰囲気のところで、ここでグァテマラ料理の
ランチをとりました。