新連載!ぴよりん日記(別名ペットバカ日記)


月中旬、1匹のセキセイインコの赤ちゃんを
買いました。
子供の頃、何匹もセキセイインコを飼っていたのですが
不注意で死なせてしまったことがあるので、その後
ずっとペットを飼っていませんでした。
このところ仕事やその他のストレスで、
なにかのなぐさめがほしかったので、
思い切ってペットを飼うことにし、選んだのが
生後2週間半のセキセイインコだったのです。

アメリカでは、通常一番小さくても生後3ヶ月程度
たった鳥しか売っていないので、何軒もペットショップに
電話し、ようやく自分のところで生まれた鳥を売ってくれる
ペットショップを見つけました。

子供の頃、手乗りにするために餌付けをしたことが
あるものの、さすがに2週間半というまだ羽も生えていない
ようなインコを飼うのは初めてで、最初はかなり
とまどいました。

羽の生えてないうちは保温をしなくてはいけないので
プラスチックのケースの下に電気毛布を入れ、時々
温度を調整したり、1日4回注射器のような器具で練りえさを
あげるために、毎日お昼に帰宅していました。

食べさせすぎると簡単に死んでしまうと聞いていたので
毎回食事時は、おなかをさわったり、首の横のふくらみ
(羽がはえておらず、皮が薄いため、中に入った餌が
透けて見えるのです!)をみながら、えさを
あげました。

そうして現在、飼い始めてから約1ヶ月たち、羽もはえ
先日ようやく「初飛行!」しました。
飛び始めると成長はぐっと早まり、練り餌以外の餌も
食べられるようになり、また最初はおそるおそる飛んでいた
ものの、今では上手に家のあちこちを飛ぶようになりました。

でも飛び始めた時は、うれしいと同時になんだかとっても
さびしい感じがしました。プラスチックの箱の中で
布にくるまって寝るのが大好きで、外に出すと
ソファの上をトコトコと歩き回っていた小さなぴよりんが、突然
別の生き物になってしまったかのような気がしたのです。

でも飛び始めたら飛び始めたで、やっぱり
飼うのは面白いものです。
今一番困っているのは、しょっちゅう外に出して遊んであげている
ためか、いつも外に出たがることです。
夫の実家にいるセキセイインコは、人が嫌いで、外に出そうとすると
すごく嫌がり、出してもすぐカゴに戻ってしまうのと大違いです。
外で遊んだ後、カゴの中にいれると、
もう気が狂ったように、大騒ぎし、中で飛び回るのです
(日本の普通のトリカゴより、けっこう大きい)。
しばらくすると落ち着くのですが、毎回これで
心は痛むものの、家の中で放し飼いにするわけにも
いかないし、本当に困った鳥です。