円満退社への道


新しい会社からのオファーをもらった翌日、今の会社の
スーパーバイザー(上司)に、
「実は話があるんだけれど」
とオファーのことを話してみました。
というのは、アメリカでは場合によって
会社が引き止め策として、「カウンターオファー」
をしてくる場合があるからです。


これは例えば年俸5万ドルの給与で、6万ドルの
オファーがあった場合、勤務先が新しい会社のオファーに
金額を上乗せして6万5千ドルを
オファーしてくる場合があるということです。


会社に対して文句はなく、ただ単に良い給与を
求めて転職するような場合、これで給与アップ
に満足して、新しい会社のオファーを蹴ることも
可能なのです。


これは、どんなに頑張っても給与が上がらない
などの場合に、よく皆がやる手です。


私の場合は、新しい会社のオファーが
年俸30%アップだったので、絶対これには
カウンターオファーできないなと思いつつも
聞いてみました。
これでダメだったとしても、
「会社に残る意思はあったけれど、
hard to resist offerのため、やむなく転職します」
という比較的好印象を与えられるかなと
思ったのです。
転職理由として、1に給与、そして2に
このままあと1年会社にいたらキャリア上
どんな可能性があるか?がポイントだったので
そのへんをたずねてみました。


さて、翌日上司に呼ばれると案の定
「仕事上ではもっと面白いプロジェクトを
まかせられるけれど、急な話なので
給与を今すぐあげることはできない」
という結果でした。
これがもともとの会社で、もともとのマネージメント
だったらともかく、うちの会社は今年1月に他の大手企業に
買収され、今は子会社となっているので、
予想通りの結果です。


その後は、世間話となり、約20分ほど
話して、あと約2週間働いて退職することに
なりました。今うちの会社では、日本と取引があるにも
かかわらず、日本人社員は私ひとりしかいません。だから私がやめる
ことになると、かなり困ることになるはずなので
早速、ロサンゼルスにある日系ジョブエージェンシー
を紹介してあげました。


日本人は、アメリカ系エージェンシーには登録せず
日本語の通じる日系エージェンシーで仕事を
とろうとする傾向があるので、普通にアメリカ大手の
エージェンシーに働きかけても、人材は
みつかりっこないのです。そのへんを知らないHR
担当者が多いので、毎回HRに電話番号などを
教えるようにしています。


ちなみに下記が主な日系エージェンシーです。
通常こういったエージェンシーでは、
紹介した人材が就職できた場合、
企業から年俸の15〜30%をコミッションとして
とっているので、企業側はなるべく年俸を
下げようとします。だからもしmonster.com
のようなジョブサイトとエージェンシーで
同じ仕事が見つかったら、エージェンシーを
通さず、直接企業に応募するのが正解です。


ちなみにエージェンシーを通した場合は、
1〜3ヶ月の試用期間がある場合が多いですが、
アメリカでは一般的に試用期間はなく
即日医療保険などもつきます。

http://www.tsconsult.com/index.asp
Tel: 310-965-9810

http://www.nex-usa.com
Tel: 213-489-2989
ATTN: Etsuko Tunakawa

  • Interplace

http://www.interplace-agency.com/LosAngeles.html
Tel: 213-955-4927

  • Teruko Weinberg, Inc

http://www.twinc.com/English/
Tel: 213-623-7475