M&A


今日10時半に出勤すると、皆が会議室に
集まっており、なにごとか?と思ったら
なんと会社が某超大手企業に買収されたとのこと。
というか前から、会社の最大の目標は
「同業界の最大手であるこの某企業へ
会社を売って、それでもうけよう」ってことでは
あったんだけれど、それがついに
実現したってこと。
もともとは単独で成功しようって思っていた
ものの、競争が厳しくそうもいかない。
だったら次なる手は、大手に会社を売る
それがM&Aの多いアメリカ企業の
ごく一般的なstrategyなのだ。

これって一部の人にとっては最高に利益の
ある話。たとえば管理職クラスは、ゴールデンパラシュート
という制度がある。これはM&Aなどによって会社が買収
され、それで解雇された場合には多額のお手当てがでる
っていうもの。中には会社を育ててそれを売ることを
専門にしている実業家もいるくらい。

ちなみに私のような下々の社員にとって
これはどうなるのか?これはまだ疑問。
買収時に社員のストック問題なども交渉の1つになっており
場合によっては買収後も引き続き働くことができるらしい。
でもこの場合も、新しい条件になるわけで
給料のアップダウンはあるみたい。

で、今仕入れた最新情報によるとストックは
carry overされるんだそう(これはポジティブな話)。
うちの会社で、私はけっこうな額のストックオプション
あったので、これはひょっとすると本当にいい話
かもしれません(だといいけどね)。

アメリカ全体の景気が悪いので、ストックはあてに
ならないけれど、IPOもしていなくて価値のない今の会社の
ストックオプションより、すでにIPO済の会社のストックに
切り替わるってことは、それだけで十分いい話みたい。

ほんとどーなるかわからないけれど、ま
ポジティブに考えておこう。レイオフされたとしても
3ヶ月有給はうれしいし。でもこの吸収合併のために
今週レイオフされたテンプスタッフの人々にとっては
たまったもんじゃないってかんじ。
よくも悪くもこれが、アメリカなんだなというのが実感です。