アメリカ版お見合いパーティ


こないだ某日系のシングルパーティに行ってきました。
え?結婚してたんじゃなかったの?と思われるかも
しれませんが、はいその通りです。
でも、実はこれは友達の付き添い。
私はとりあえずレポーター気分で、シングルパーティの
実態を探るために潜入!したのでした。

場所はトーランスの某ホテル。会費は女性20ドル、男性30ドル。
ちなみに主催者は、ちょっとあやしい日本人女性。
日本語メディアでは、日本人女性を募集しており、
英語メディアでは、「エキゾティックなアジアン女性」を
求むアメリカ人男性を募っている。

男性も女性も、年間数百ドルの会費を払い、カタログから
好みの異性を紹介し、デートのセットアップをしてもらえる
他、こういうシングルパーティが時々行われるらしい。

ま、20ドルならいっか、ってことで、最近彼と別れて
ちょっと落ち込み気味の友人に、新しい出会いがあることを
祈って、参加してみました。

6時からのスタートだったのですが、行ってみると来ていたのは
約20人。この後、結局40人近くが集まりました。
来ている女性は、20歳から60歳くらい。中心となっているのは
25歳前後の留学生のようです。男の方は、やっぱり同じくらいの
年齢の幅があるけれど、中心は35歳前後。
以下は話してみた何人かのプロフィールです。

(男性)
●倒産法専門の弁護士、オレンジ郡在住、40歳
 →日本人に会いたいので、サウスベイによく来る

●ロックバンドのマネージャー、サンタモニカ在住、32歳
 →バンドのツアーで何回も日本に行き、日本が好き

●ストックブローカー、サンタモニカ在住、35歳
 →週末はコメディクラブで、スタンドアップコメディアン
 している。こちらは無収入だけれど趣味でやっている。

●レコーディングエンジニア、ロサンゼルス在住、37歳
 →かつて韓国人女性と付き合っていて、今度は日本人に
 興味がある。

●無職、?在住、65歳
 →軍に入っていた時に日本に何度もいったことあり(何十年も
 前の話を嬉々として話す)昨年も日本にいった。

●現役NAVY ?在住 27歳
→JETプログラム(政府のやってる英語教師派遣)で、
 青森に2年在住してたことがある。津軽弁ペラペラ。

とこんなカンジ。
ほとんどの人は、かつてアジア系女性と付き合ったことがあり
一度アジア女性を好きになると、次もアジア系…となる
パターンのようです。こういう人多いんだよね。

女の子の方は、「うっそーあんたほんとに彼氏いないの?」
と思わず、つっこみたくなるようなかわいい女の子がほとんどで
面白いことに、年齢が高くなるほど、肌の露出度が増える
(若さより色気で勝負?)ことでした。
リサーチ(何のためのリサーチだかは自分でも不明)のために
その中の何人かと話すと、話題になるのはきまって
「いい人いないわー」ということ。できればお金持ちがいいっていうのは
決り文句で、でもそういう人に限って、やっぱり若くてきれいで
セクシーな子にとられてしまうので、競争率高いそうです。
英語がしっかりできる人もいれば、片言で会話してる人もおり
そこまでしてアメリカ人と結婚し、アメリカに住みたいのかなぁと
ちょっと疑問に思う私。

とはいえ、実はアメリカでまともな日本人男性と出会って結婚する
方がよっぽど難しいのだそうです。というのは、駐在で来ている
人は既婚者が大半だし(隠して付き合おうとする人も多い)、学生は
問題外(お互いに貧乏になるし、ビザがない)、永住している日本人
グリーンカードはもっていても、それだと自分のビザをとるのに
6年近くかかってしまう。というわけで、そうなるとやっぱり
アメリカに住んでいるからには、マジョリティの一般アメリカ人と
結婚した方がよっぽど得策とそういういうわけなのです。

友人は上のプロフィールにでてきた中から、ストックブローカーで
コメディアンの彼とずっと長く話していたので、ちょっと盛り上がりそう。
これで前の彼のことをふっきってくれるといいなと思います。