スペイン旅行その1


●3度目の正直?
スペイン旅行、実は3回目です。前回ヨーロッパに行ったのが
もうだいぶまえのことなので、実に久しぶりでした。
昔はユーレイルパス使って、バックパックしょって安宿を泊まり
歩いたのですが、今回はちょっとリッチに4つ星ホテルに泊まって
みました。というのも、最悪1ヶ月ジーンズを洗わずに雑魚寝の
合宿生活も平気というような私と違い、主人は育ちがいいのか
なんなのか、不潔なものが大の苦手。しかもヨーロッパは学生時代に
1度ロンドンに行っただけという旅行初心者なので、なるべく
お金はかかっても苦労の少ない旅行にしたのでした。

●目的は建築ツアー
もともと行き先は、「ハイヤソフィアを見たい!」ということで
トルコになる予定だったのですが、トルコ語もしゃべれないし、
ハイヤソフィア以外に見たいものもなかったので、
「だったらガウディ」ということで、スペインはバルセロナ
なりました。彼は今では全然違う仕事をしているけれど
大学院の建築学科を出てるので、今でも建築オタクなのです。

エールフランスの実態
飛行機は、エールフランスでロサンゼルスからパリへ入り、そこから
乗り継ぎという便が最も飛行時間が少なかったのでこれに決めました。
値段も高級そうなイメージがあるわりには600ドル前後と非常に安く、
ビックリ。でも旅行直前にフランス人の友人に
エールフランスは最低」といわれた通り、飛行機は古いし
アテンダントはサービス精神ないし、行きも帰りも荷物が1個届かず
これまで10社以上乗った飛行機では、本当に最低でした。
唯一満足できたのは、機内食。これだけはさすがにアメリカ系よりは
かなりマシなものがでてきました。

●これぞヨーロッパ!
バルセロナでは、有名なランブラス通り周辺は治安が悪くなっている
ということで、カタルーニャ広場をはさんだグラシア通りの方のホテル
に宿泊しました。計3ヶ所のホテルに泊まったのですがアメリカと
違い、床がカーペットではなく、木や大理石だったのがすごく
印象的でした。アメリカにも、特にラスベガスなどバスルームだけは
大理石ってところありますが、全面大理石はやっぱりヨーロッパならでは。
最初は感激したのですが、実は足音響いてけっこううるさいのには困りました。

●スペインはこわい?
治安に関しては、地球の歩き方でも、各ホームページや掲示板でも
首しめ強盗だの、ケチャップ強盗だの、スリだのひったくりだの
おそろしいことがたくさん書いてあったので、すごーく心配していた
のですが、怖い思いは一度もしませんでした。
夕方は人通りが多く、けっこう明るいのですが、朝方は人も少なく9時近く
までかなり薄暗いので、朝の方が危ないそうです。
心配していたゴシック地区(ピカソ美術館がある、旧市街)も、
思っていたより観光客の数が多く、安心して歩けました。
この地区は危ないというイメージがあったため、これまでの個人旅行では
一度も行かなかったところですが、今回バルセロナであちこち歩いた
中では、一番面白い場所でした。

●食べ物がグー!
古い建物が並び、昔ながらのバールがあり、小さなユニークなお店がたくさん。
これは観光化され過ぎたランブラス通りにはあまりないものです。
またバールも、他の地域ではタパス主流でしたが、この地域にはスペインで
最もグルメな場所として知られるバスク地方のおつまみ料理、ピンチョンがあり
これは一皿いくらのタパスと違い、大皿に盛られたオードブルを1個づつ
自分でとるというもので、食べた分だけのつまようじを自己申告して払う
システムです。樽出しのバスクのシードルがなかなか美味しかったです。