「英語に肩こりをあらわす言葉はない」の嘘。


一体どこの誰が言い始めたのか、日本では英語に肩こり
をあらわす言葉はなく、欧米人は肩がこらないと書かれることが多い。
(あちこちに書かれてることだけれど、今日私はココ↓
http://smartwoman.nikkei.co.jp/interface/ContentView.cfm?sw_ContentNo=20200014
で見つけ、今日のネタにしてしまうことが決定!)

でもこれ、大きな嘘です。英語にも肩こりの意味で
使われるstiff shoulderという言葉があり、
私のまわりのアメリカ人たちがしょっちゅう「I have stiff shoulders」
と言って疲れた顔をしています。

ちなみにうちの会社には、アレクセイというロシア系アメリカ人がおり、
彼は夜は毎日フィジカルセラピーの学校に通い、週末はカイロプラクティック
のオフィスでマッサージのアルバイトをしています。そんなわけで、彼のまわり
には「アメリカにはいるはずのない」肩こりを感じている人々がいっぱい。
皆、同僚だからこその無料マッサージを求めて集まっています。
(私もその一人!日本人なせいか、めちゃくちゃ肩のこる私は、彼のお気に入りの練習台です)

さて整体というと、なにやら東洋医学っぽい感じがしますが、カイロプラクティック
アメリカが発祥の地です。そして日本人にとっては不思議な気がしますが、
アメリカ人のドクターがボキボキと体のゆがみを矯正してくれます。
ただし、カイロプラクティックはまだ新しい分野なので、acupressure(指圧)や
acupuncture(針治療)同様、一般の健康保険ではカバーされない場合が
多いです。

ちなみにアメリカ人は、肩よりもlower back(腰ですね)に痛みを感じる人が
多いらしく、書店の健康と医学コーナーには、この文字がずらーっと並んでいます。
アメリカでここ最近流行っているものに、青空マッサージがあります。
これはビーチやファーマーズマーケットなど、とにかく人の集まりそうな
ところにいくと、日本でもよく見かけるような専用のマッサージ椅子に人を
座らせ、15分いくらでマッサージをしてくれるというものです。
swedish式とshiatsu(この言葉、肩こりアメリカ人の間ではもはや日常語となっている
ほど、一般的な言葉です)があり、ヤワなswedish式と比べ、
やっぱりshiatsuの方が人気があるようですが、それでも日本と比べれば月とすっぽん。
そのへんの温泉旅館でも、もっとちゃんと揉んでくれるよ!というくらい下手なので、
肩コリ大国、ニッポンのお客様にはおすすめしません。