グリーンカードインタビュー


今日は、映画で有名な「グリーンカード」の
INS Interview(面接)の日でした。
ジェラール・デパルデュー(だっけ?)が
出てる、かの映画ではPaper Marridge(偽装結婚
だったわけで、それを正当化するために
あれこれ写真とったり、すべての質問に答えられる
よういろんな用意をしていたのだけれど、
うちもホンモノの結婚ではありますが、弁護士
のアドバイスに従って、かなりの書類を
用意しました。

まずは二人の勤め先からの雇用証明書、
車や各種保険の証明書、
電気、ガスなどの共同名義の支払書、
家の登記書、そしてもちろんふたりで
写っているいろんな写真を用意しました。

うちの夫はこういうことには凝る人なので
わざわざアコーディオン式のバインダーまで
買ってきて、せっせと各書類をファイルし、
しかも係官に要求された時のために
すべてコピーをとっておいたのでした。

というわけで、8時頃にダウンタウン
リトルトーキョー近くにある司法省移民局の
ビルに行き、約1時間待った後、弁護士と
共に面接室へ。担当となったのは、女性係官で
きちんとした人そうだったのでまずは一安心。
移民局はwork permit(労働許可証)などをとりに
いくため、これまで2回行ったけれど、これが
政府の役人なの?とうたがってしまうような
いいかげんな人や、態度の悪い人が多いので
有名です。いじわるな人にあたると、書類が
ちゃんとしていてもダメだったりすることもある
ということで、マジで当たり外れがあるのです。

さてまずは右手をあげて宣誓をした後、
たてつづけに夫に質問。どこでいつ出会ったか
いつどうやって結婚したか
(うちはラスベガスで結婚してるので、ここで
ちょっとあやしまれる。汗!)
など、ひたすら私ではなく夫に質問があびせられ、
私の出る幕なし。
考えてみれば、給与や雇用の証明なども
スポンサーである夫側の方が重要視されるわけです。

基本的な移民局の考えた方としては、たぶん
「一定の条件のもとで移民を許可する。その
条件とは、健康であること(血液検査を含む
健康診断書の提出が必要。HIVの抗体検査もこれのため
はじめてやりました)、スポンサーに金銭的余裕が
あり、将来公的保護の必要がないこと、
犯罪歴がないこと」という方針があり、それにそって
チェックされるわけなのです。

ちなみにこれらの条件をパスしていたとしても
私のような結婚による申請の場合は、当然
「愛(!)のあるホンモノの結婚」でなければならない
わけで、たとえば年齢差、収入差の大きいカップルは
もちろんのこと、言葉が通じてないカップル(実際、
こういう人いっぱいいるのです。日本にもいますよね。
フィリピンやロシア女性とのお見合い結婚の人とか)
はうたがわれます。

実際、同じ日に25歳くらいの女性と50代後半とおぼしき
日本人カップルが、おじいさん弁護士につきそわれてきてましたが
なんと彼らのインタビュー時間は1時間近かった!しかも
OKにならなかったらしく、次のプロセスである
finger printのアポもとらせてもらえなかったようです。

さてうちの場合は、共同名義の銀行口座(バンカメです)や不動産(去年家を購入してる)などの
ポイントが高かったのか、ものの5分でOKとなり、せっかく用意していった
写真をみせるひまもありませんでした。

終了後、INSとは別の場所にあるフィンガープリント専門オフィスに行き、
スキャナーみたいな機械で指紋をとり、終了。
この後、指紋はFBIにまわされ、犯罪歴のないことが証明された後、
私をインタビューした係官のところに再度書類がまわされ、
ようやくパスポートにスタンプがおされるというわけです。
ちなみにホンモノのグリーンカードがやってくるのは、約1年後だそうで
スタンプはこれを待つ間の仮の証明書となるわけです。

このグリーンカードがあれば、日本からアメリカに帰ってくる時
アメリカ人用の入管となるので、ほんと待ち遠しいです。