またまたパーティの話


金曜日はサンドラのチキンアドボ(フィリピンの酢を使った煮込み料理)パーティ。サンドラの
友達の韓国系アメリカ人のキャスティングディレクター兼小学校の代理教師(!)のヘイリームの
話がめちゃおもしろくて、宿題するために早く帰ってこようと思っていたのだが、結局1時過ぎまで
長居してしまった。話の内容は、彼女とボーイフレンドの恋愛よもやま話で、
彼女が来るなり「you know what I'm talking about?」を連発するので、おーこれは相手は黒人男性かな?
と思ったら、やはりそうでした。この言い回し、どうしたわけか、黒人の人がめったやたらと使います。
誰かが流行させたのかな?

で、彼女の両親は彼女が黒人男性と付き合っていることに大反対で、
「中国人でもいい、日本人でも、フィリピン人でもなんでもいい。とにかく頼むから、付き合うのは
あっち側(アジア系ね)の人にしてくれ」と懇願されたそうです。でも彼女は親のいうことなど聞くわけもなく、
付き合っていたら大学(USC)の学費を途中で打ちきられ、泣く泣く親に「彼とは別れた」と嘘ついて
学費を払ってもらったそう。その彼女の言い分がおかしい。
「だって当時わたしは働いてなかったからいちもんナシだったし、教育は仕事を得るために必要じゃない!」

結局その後も、相手は変わったけれど、好きになるのはやはり韓国人男性ではなく、黒人の人ばかりだったので
最近は親もすっかりあきらめているという話でした。

こういう話、盛りあがるんだよね〜。ロサンゼルスのようなところでは、誰が誰と付き合おうといいじゃないかという
自由な空気がありますが、いざ親を巻き込むと、めちゃめちゃ反対されることが多い。うちの主人も、高校時代に
黒人の女の子とプロムに行ったら、ふだんは彼のプライベートなことに関してまったく口を出さない
お母さんが「付き合うのは今だけよね」と念を押すように聞き、彼女のお父さんも主人が家に行くと
めちゃくちゃ無口で機嫌が悪くなったそうである。(ちなみに彼女のお母さんは白人。つまり
お父さん自身も白人女性と結婚したのにである)

ちなみに夫は、その後いろんな人と付き合った後、初めて日本からきた日本人=私と付き合うようになり、
結局結婚までしちゃったんで、親としては内心「やったー!」という気分だったらしい。彼女の方も、素敵な黒人男性と
結婚したので、例の頑固お父さんもホクホクだったそう。夫が彼女の結婚式に招かれていったら、上機嫌で
肩の1つや2つ、たたかれて帰ってきたらしい。



というわけで、これは金曜日のパーティでした。