おんがくのはなし


最近アメリカのCDの値段が少しずつ高くなってる気がする。
ちょっと前まで12ドルくらいだったのが、最近14,5ドルしている。
ちなみにレコード屋によって少しずつ値段が違い、タワーレコードが比較的安く、
さらに安いのはBest Buyという電化ショップ、ちょっと高めなのはショッピングモール
などによく入っているSam Goody(日本のお台場にもあるよね)。
日本と比べ、アメリカってけっこうずぼらで、発売日にちゃんと入荷してないことも
ザラ。そして同じタワーレコードでも、サンセット・ブルバードにある店と、30分ほど離れた郊外に
ある店とでは値段が違うので、ややこしい。

好きなアーティストに関しては、私はとっとと手近なところでCDを買ってしまうのだけれど、
そうでない場合(ちょっと聞きたい程度)だと、中古屋に通うことにしている。
よく行くのは、Wherehouseというチェーン。USEDは新品の半額の6.99〜8.99程度の価格で買える。
もともとケチだから、中古屋に行くのが大好きなのだけれど、中古屋通いが始まったのは、
そもそも実は私はシングルCD&コンピレーションコレクターだからだ。

シングルはちょっと買い遅れてしまうとすぐなくなるし、アルバムのようになかなか再プレスしない。
一般中古市場では、シングルの価値はけっこう低いのだが、私のような珍品オタクにとっては
けっこうほしいものはほしいので、自然と中古屋を見ると入るようになってしまう。
それからコンピレーションとは、一時期はやったトリビュートものや、イベントもの、
テーマものなど。

映画サントラも私はこの分類に入れてるが、いろんなアーティストの
曲をきけて、思わぬ出会い(これまで聞かなかったアーティストにはまったりする)
なんてこともあるので、コンピレーションものは非常に好きである。

ちなみに昔買い忘れて探しているものの中には、イギリスの音楽誌が
スペシャル版で出した、プレスリーにささげるトリビュート盤。80年代の
いろんなアーティストが出てるやつがあって、それをこの数年探してるが
いまだ見つかっていない。たしか「Last temptation of Elvis」というタイトルだったと思う。

この他にも、シングルレコードで探しているものもいろいろあり、
ほんとレコード屋通いはやめられない。
3年前ロスに来た当初、友達もなく、特に遊びにいく場所もなかった私だけれど、
音楽という趣味があったおかげで、あちこちのレコード屋にいき、
道も覚え、誰一人知り合いのないアメリカで、探していたレコードに
会った時には、文字通り異国で、昔の親友にばったり出くわしたような感動を味わった。
これ以外にも、音楽を聞いていたおかげで、知らない人と
友達になったり、いろんな楽しいことがあった。

最近、いろんな理由でレコード屋通いから遠ざかっている
私だけど、今度の週末にはまたハリウッドの
レコード屋あちこちに行ってみようかなと思っている。