ワークアウト


最近週3回ワークアウトをしている。
work out=運動のこと。この言葉、数年前に
アメリカ人に「do you work out?」と聞かれ、「へ?work?仕事ならしてるよ」と答え、
大笑いされてしまった記憶がある。
という横道はさておき、5月の末頃から月水金と1時間ずつ
ワークアウトしているおかげで、なんとなく体がfirm(堅い→締まるの意)
になってきた気がする。とはいえ、比較的効果が出たのは脚だけで、
まだまだお腹、二の腕がムムムである。

本当は食事もcarbohydrates(カーボハイドレイツ・炭水化物)を減らし、夜7時以降は
食べないようにすればもっとやせるんだろうけれど、
なんていったって食べることと寝ることが最大の幸せという私。
食事の質は落としたくないんで、とにかく運動だけでがんばるつもりだ。
ところでアメリカでは、各種のダイエット薬(薬ではなく、健康食品と
いうべきか?)が流行っている。

そして、日本ではそれらが、数倍の値段で売られていることもあり、
観光客がそれを山のように買っていっている。
私自身は、なんとなく自然でないものはイヤなので
買ってみる気はしないが、興味のある人もいると思うので、
(ってこのコーナー自体読んでる人がいるのか知らんけど)
どんなものがあるのかだけは一応紹介しておこう。

いわゆるファットバーナーといわれてるのは、その名の通り
脂肪を燃焼される系のダイエット剤。アメリカではこの手のものは
薬とは認められないので、すべてFood(食品)として分類されており、
ラベルの表示もDietary Supplementと書かれている。

今流行ってるのは、キチンキトサン(カニの甲羅などに含まれる物質)が
入ったもので、脂肪分を体内にとりこまれる前に吸収し、体外に
排出するというのウリだ。このほか、何かの物質を体に摂取することで
脂肪の燃焼を通常よりアップするというものもある。
さらに「さびしい女は太る」じゃないけれど、セントジョンズワート
カバカバなど「気分を落ち着かせ、ナチュラルにハッピーな状態にする」
ハーブをファットバーナーに加え、食べ過ぎ自体を
おさえるというものもよく出回っている。

アメリカでは、自分のベッドから立てないほどのヤバイ肥満の人が
たくさんいるので(なんだっけ、ディカプリオの出世作の映画!)
、こういう人こそなんとしてでも痩せるべきなのに、
日本では、こういうのを体重50キロくらいの女の子がもっと痩せようと
飲んじゃってるんで、かなりヤバイなと私は思う。

ちなみに日本の女の子とアメリカの女の子の
決定的な違いは、その痩せ方にある。
アメリカの女の子にも痩せた人がたくさんいるけれど、
わりときちんとワークアウトやジョギングをしてる人が
多いので、痩せていてもきれいな痩せ方の人が多い。
肩や脚の要所ようしょに筋肉がついているので立ち姿も
きれいだ。しかし、日本の痩せている女の子は
ほんとに筋肉なしに痩せているだけなので、はっきりいって
アメリカの健康的な体に目が慣れてしまうと、
日本の女の子が貧弱に見えてしまう。

その差が特に出るのがオシリで、歩き方も
ちょこちょこと歩幅が狭い人が多いせいか、
オシリの後ろの筋肉がついてなくて、垂れ尻
の女の子が日本人にすごく多い。

ブリトニー・スピアーズのお尻と、鈴木あみちゃんの
お尻、やっぱ違うよね。
と私は思うんである。