distance education


アメリカではディスタンスエデュケーションが非常にさかんである。
もともと通信教育なんかがとても発達していた国だけれど、
インターネットが普及するにつれ、オンラインのコースが非常に
増えた。私の通っているサンタモニカカレッジでも、
オンラインのクラスがあったので、8月頭から
HTML(ホームページを作るプログラミング言語)の上級クラスと
Javascript(同じく)の初級クラスをとることにした。

このオンラインクラスは、ものによって値段が違うけれど
私のとっているのは週に2回(水・金)、6週間のコースで
各60ドル。実際にとってみるまで、どんなクラスだったか
いまいち検討がつかなかったのだけれど、とってみると
自分で本を見るより、はるかに勉強になるのである。
(そのおかげで、早速ホームページのトップを
模様替えしました)

決められた曜日にアクセスすると(あらかじめ登録が必要)
画面に約10章からなるテキストが表示され、それを見ながら
同時にノートパッドなどにHTMLタグを打って、
勉強する。テキストが非常によくできていて、
時々「Before we get into the next part of this lesson, I suggest you stand up and stretch,
You might want to take a short break, get some coffee or just take a short walk. Do something
that'll get you away from the computer for a couple of minutes」
(さて、次のレッスンに進む前に、立ちあがってストレッチしてみてはどうでしょう。
休憩をとってもいいし、コーヒーを飲んだり、少し散歩してきたり、なんでもいいので
コンピュータの前から少し離れて休みましょう」
なんて書かれてるのである。しかも、難しい説明の部分では、
「この説明だけじゃわからないでしょう?私も最初はそうでした」なんて、まるで
クラスで先生が本当に言いそうなことが書かれていて面白い。

10章といっても、プリントアウトしてしまうとせいぜい10ページ程度なので、
読みながらテキストとおりに練習していっても、かかる時間は1時間半程度
その後、quiz(小テスト)があり、これは三択方式の問題が10個程度、
クイズの後は、assignment(宿題)にチャレンジ。これは、
HTMLの場合は、約50行くらいのページを、
次に○○の行を書き、その後にフォントのサイズを指定、みたいに書かれたとおりに
打っていくもの。実際にソフトを使わずにすでに
ホームページを作ってる人にはひじょーに簡単である。

さらにこれが終わり、質問のある人にはDiscussionのコーナーがあり
これはいわゆる掲示板方式で生徒が質問を書きこみ、
他の生徒やティーチャーズアシスタントが答えを書くというもの。
自分で正しくできたとしても、他の人が間違った場合の
質問もひじょーにタメになるので、これも必ずチェックするようにしている。
(なんでもそうだけれど、すんなりできてしまうより、間違えた方が
ほんとうは勉強になる)

実際のクラスのように、皆で自己紹介しあったり、
授業に関係ない話をできないのが残念だけれど、
何かを学ぶという目的に関しては、
英語が100%理解できない外国人にとっては特に
ヒジョーに有意義なクラスなのである。

日本でもオンラインクラスを始めているところもあるようだけど、
嘘でしょ????といいたいほど高い値段のところもあり、
またインターネットである必要がない内容のものも
あるようで、やはりこの分野に関してはアメリカの方が
進んでいると思う今日この頃です。

ちなみにURLを添付しておきますので、興味のある人はのぞいてみてください。
Demoをクリックすると、実際のクラス同様のデモを見ることができます。

http://www.ed2go.com/cgi-bin/oic/demo.cgi?name=smce