フランクロイドライトご存知?


さて皆さんはフランク・ロイド・ライトという人のことをご存知でしょうか?
私もつい1年半前までは知らなかったんですが、アメリカがうんだ
世界に誇る偉大なる建築家で、日本の旧帝国ホテルを建築したことでも
有名な人です。

今回の旅の目的は、1つにド田舎にひたり、疲れをいやすこと、そしてもう1つは
フランク・ロイド・ライトの世界にひたることでした。ウィスコンシン州スプリンググリーンは
何もない街ですが、たった1つだけ世界にほこるものがあるんです。
それはこのライトの生誕の地であり、彼のつくった建築学校、タリアセンがあるということなんです。
さて、翌日はライトに関するビジターセンターへ行き、タリアセンをめぐるツアーに参加することになりました。
ライトの建築の最大の特徴は、自然にさからかず、自然を最大に利用した建築ということなんですが、
(Fallin Waterとよばれるカウフマン邸が有名です)その理念はこんなところからうまれたんだなぁというのが
このツアーに参加してよくわかるようになりました。こまかいところははしょりますが、ライトは
日本の美の崇拝者であり、タリアセンのいたるところにも日本の建築や美術の影響が
かいまみられ、けっこううれしかったです。しかし、ライトを語るときに必ずやでてきてしまう
ことなんですが、せっかくライトが建築した、関東大震災でもびくともしなかった旧帝国ホテル
なんですが、60年代に老朽化したとの理由で跡形もなくこわされてしまったのは
ほんとうに残念です。ガイドの女性も、たぶん私たちが日本人だと思わなかったのか、
「彼ら(日本人)は結局、ライトの美の理解者ではありませんでした、うんぬんかんぬん」とけっこう
批判的な言い方してました。

ライトのことを語ると、私自身が以前取材でLAにあるいくつかの建築物を訪れて以来
大ファンになってしまったので、ひじょうにながくなりそうなんで、このへんで。
ちなみに建築ってつまんない。建物みてなにがおもしろいの?っておもっている
人は、ぜひLAにある、Ennis Brown邸をみてください(ハリウッドにあります)。かつての私もまったくの
建築音痴でしたが、ここを見てあたまをかちわられたように、世界観が
かわりました。建築は、少なくともライトの建築は建物だけでなく、調度品すべても
こまかくデザインされ、しかもひじょうにわかりやすいアート作品です。

さて、この他は近くにある鍾乳洞を見学したり、ゆっくりしていたのですが、
このあたりからのどの具合がわるくなり、おなかのちょうしも、、、
そしてついには熱が出て、さいあくな状況になっていくのでした。