LAのお水の話


日本では健康オタクの母がせっせと作っていた木炭でろ過したお水を
飲んでいた私、アメリカに来た当初はtap water(水道水)に専用の
ポータブル浄水機をつけたものを飲んでいたのですが、あまりの
まずさに水を買うようになりました。
渡米直後はすごーく貧乏だったこともあり、
ラルフスなどの食料品店の外に置いてある、
水の自動販売機でお水を買っていました。

これはどういう代物なのかというと、自分で容器を持っていき、
25セントを入れると注ぎ口から水がじゃーっと出てくる仕組み。
一応注ぎ口にドアはついているものの、悪い人が悪いことを
しようと思えば、いくらでも汚染は可能というおそろしいものでありました。

さて、2年ほど前、tap waterを飲む妊婦は、そうでない妊婦に
比べて、何十倍も奇形児を生む確立が高いという調査結果が
LA timesに発表され、おおいに話題になりました。
さらに、追い討ちをかけるかのように、自動販売機の水の多くから
汚染物質が検出され、ものによってはtap waterより危険な
場合があるという報道もありました。

自動販売機のお水は25セント。しかし、密封容器入りのお水は同容量で
およそ3倍の値段。
迷った挙句、結局高い方をとることにしました。

(さらにお金のある人は、水の配達なんていうオプションもあります。オフィスなんか
では配達が当たり前です)

たかが水とはいえ、お茶をわかしたり、煮物したり、お米を炊いたりと
いろいろな場面で使わなくてはいけないんで、ほんとあっという間に
なくなっちゃうんで、ほーんとしょっちゅう買ってこなくてはならない。

(ちなみにY2Kの時は、水がいっきに値上がりしたにもかかわず、
大量に買いこむ羽目になりました。)

というのがざっとLAの水事情なんである。

ちゃんとしたホテルやレストランでは、
filtered waterを使ってますが、このfilterがまた曲者で、
ちゃんと交換していないフィルターはおそろしくバイキンが
ついており、こちらもかなり危険だそうです。(味も藻のような味がして美味しくない)

そんなわけでLAをご旅行される皆さんにも、できれば
bottled water / mineral waterをご使用いただいたほうが良いのでは?
というお話でした。

そうそう、最後に・・・
日本で売っている水はミネラルウォーターが主流ですが、
アメリカにはミネラルウォーター以外にタダのbottled waterというのが
あります。これは詳しくは知らないんだけど、要するに普通の水を
フィルターしたものだと思います(自然のミネラルウォーターではない)。

*私のお気に入りは、JRの自販機で売っていた岩清水。
飲みたいよぅ