ネットおそろしや〜


先日手術のために、RH−の血液を献血してくれる人を
募集しますという内容のメール(正確にいえばメーリングリストで)
が送られてきた。が、その数日後、実はそれが
メールで大量にあちこちに転送されまくり、事の真偽を
確かめるために、病院や関連団体に電話が殺到し、
事件に発展してしまったという報道があった。
(これって朝日新聞かなんかのコラムに出てたそうですが、
どれくらい知名度ある事件なのかさっぱりわかりません。
とにかく、まわりまわってうちにも来ました)
メールは電話などと違い、一度に大量にメールを
転送することができるため、最初の発信人の想像を
はるかに超える数のメールが転送に転送を重ねて
増えつづけてしまったための事件だが、
かたやアメリカでもネットに関する事件があった。

それはわがHPでもUPしてしまった、
Van Halenのギタリスト、Eddieがガンという話。
これは私は友人のコアなファンの人から聞き、
(当時まだどこのでもニュースになってなかった)
FOXのニュースで報道されたところで
いったんHPに掲載したのだけれど、
その数日後、「エディはガンではない」
と関係者が発表した。
オフィシャルのホームページが
エディがアリゾナ(だっけ?)のガン専門治療院に
通院したと報じたのが、いっきにネットの世界で広まり、
さらにはそれに尾ひれがついてしまったものだ。
世紀の名ギタリストがガンではなかったということがわかり、
良かったとほっと一息ついた。しかしその反面、世界中のファンがこの
誤報によって大きなショックを受けたことを考えると、ネットは便利な通信手段である一方
ちょっと使い方を間違えると、人騒がせな社会現象を起こすいとも簡単に起こすことのできる
道具であると改めて思った。

ところで、私のところに送られてくるメールの中で、
意外と常識知らない人が結構いるので、ちょっとだけ困ってます。
それはBCとCCの使い分け。
CCはTo(メインの宛先)以外にも、コピーを複数の相手に送る時に使用するんですが、
CC:の後に、その複数の相手の名前、メールアドレスが送られたすべての人に読める状態で
送信されます。(仕事関係のメールで、クライアントに送ると同時に部下にもコピーを渡したい時に
便利です。「あの件、こう連絡しといたよ」というメモを渡すようなもんです)
しかし、たとえばプライベートでは親しい友人間以外はBCは使うのはなるべくやめてほしいもの
なんです。というのはCCでメールを送るということは、本人に無断で知らない人に電話番号を
教えまくってるというのと同じ事で、時には悪用される可能性もあるからなんです。
日本ではこんなひどいビジネスは少ないようですが、アメリカではBBSやニュースグループ
から人のアドレスを入手し、それをスパム(電子メールのダイレクトメールですね)に
利用する人が多いんです。事実、100人分のメールアドレスが数十ドルで取引されていたりする世界
なんです。ネットのハードユーザーにとっては、CCとBCの使い分けは基本中の基本なんですが、
意外に知らない人もいるようなんで、ちょっと書いてみました。ちゃんちゃん!