アメリカの光と影


昨日はすっかり♪マネー(さて、あなたは誰の曲を思い浮かべますか?)な一日ですが、
月曜日になり、やはり人生お金がすべてじゃないと再確認するのでした。

しかし、日本にいた時は、お金や物質的な裕福さについてなんてとんと考えもしなかったんだけれど
ロスに来てから、ほんとそういうことを考えさせられる機会が多い。
旅行だとわからないかもしれないけれど、ほんとロスってば貧富の差が激しいんである。

たとえば車。日本以上にどんな車に乗っているかということで、ステイタスがはかられる。
それからホームレス。日本の新宿の地下街にホームレスの人たちはたくさんいるけれど、
時にはホームレス仲間とお酒を飲んだり、たばこを吸ったり、そんな余裕があり、今すぐ死にそうな人というのは
実はそう多くはいない。だけど、ロスには今日はこの通りに寝ていたけれど、明日は生きてはいない…
そんなホームレスの人がたくさんいるんである。

それから住居。ロスでは、どこの市に住んでいるかで、すごく差別される。
黒人やヒスパニック系が多いとされる地域、たとえばワッツやイングルウッドに
住んでいる日本人は少ないけれど、もし日本人が多いパーティで、これらの
地域に住んでいると言うと、これまで楽しそうに話していた周囲の人がさーっとひいていく。
なんていうこともザラだ。

それから、行き付けのスーパーがどこかというところでも、ステイタスが分かれる。
そんな風に、同じ食料品店でも、お金持ちの人がいくところ、中流階級の人がいくところ、
そして貧乏な人がいくところ、というのが決まっているのが、アメリカの真実だ。

渡米当時は、え?と思っていたけれど、住む期間が長くなるにつれだんだんそれに慣れていってしまう。
空恐ろしいけれど、真実です。