感謝祭&音楽


アメリカでは今日は感謝祭。
感謝祭の日には、毎年夫の実家のシカゴに行き、親戚の家で皆集まってご馳走をいただくのですが、今年ははじめてロサンゼルスの自宅で家族だけで過ごすため、自分でターキー料理を作ることになりました。
というわけで今、ターキー(七面鳥)を焼きながら、これを書いています。


感謝祭が終わった翌日は、アメリカでは年に2度の大バーゲンの日
9〜10月はハロウィーン一色、11月は落ち葉、そして感謝祭が終わった直後から、人々はクリスマスの飾り付けをはじめ、街もクリスマス一色になります。感謝祭の翌日は、バーゲンの日とあって、大手デパートでは朝6時から営業しているところもあるくらいです。ちなみに年に2度のもう1回の大バーゲンは、クリスマスの翌日です。特に冬物の季節商品は、思いっきり値段が下がります。



というわけでクリスマスといえば…
ようやくケアリイ・レイシェルクリスマスアルバムがリリースされました。内容は、ひと言でいえば「まさにクリスマス!」なアルバムでした。落ち着いた静か目な曲が多く、スピード感あふれるIpo Lei Momiみたいな曲や、カヒコのチャントが好きな私には、ちょっと物足りないところもありますが、今回はクリスマスにフォーカスしているので、そのへんは次作に期待。(前のアルバムから期間があいているので、たくさん曲を書きためており、通常のアルバムも目下準備中なのでは?という気がします)



ケアリイ以外にも、今年は注目のアーティストがアルバムをリリースしています。
同じくクリスマスアルバム「Caz Christmas」をリリースしたのが、ブラザーズ・カジメロ。私はトラディショナル曲の「Sleigh Ride」という曲がお気に入りです。ハワイのアラモアナとかでは、これらのアルバム、クリスマスショッピングのために、じゃんじゃんかけちゃたりしているのでしょうか?メインランドでかかえるようなトラディショナル曲も良いですが、ハワイ風のクリスマスを歌った曲の歌詞もユニークで大好きです。



もう1つ話題のクリスマスアルバムは、複数のアーティストによるコンピレーション盤「Halelu Songs of Christmas from Hawaii」。マウイ在住の若手クム、コーディ・プエオ・パタがSlient Nightを歌ってます。あとフランク・ヒューエットが作り、親戚のテレサ・ブライトが歌ってヒットした名曲「Poli'ahu」も収録。ポリアフ=雪の女王ということで、クリスマスかな。ちなみにこのアルバムはチャリティ作品なので、アーティストは無償奉仕、すべての収益金はマウイの2つの非営利団体(Maui Food Bank, Neighbourhood Place of Wailuku)に寄付されるそうです。そうそう、コーディは、毎週月曜日にHa'ikuのHana Hou Cafetでライブをしているそうです。行きたい〜!


この他にも、カウアイのクムフラ、レイラニ・リベラ・ボンド(Leilani Rivera Bond)が「A Kaua'i Christmas」をリリース。
それにしてもハワイアン・アルバムのクリスマス作品って多いですね〜。



それからこれはクリスマスがテーマではありませんが、昨年からいつ、いつ?…と首を長くして待ちわびていたナーパラパライの3作目「Ka Pua Hae Hawaii」も11月にリリースされました。ライブでしばらく前から新曲を披露しており、早くリリースして〜!と思っていた待望の作品です。
今作品でも、おなじみのナーパラ節絶好調。1作目〜3作目と基本的に同じ路線なので、過去のアルバムがお気に入りという人は、きっとこの作品も大好きになること受けあいです。


いかにもフラで踊れる!という点では、最近リリースされた中では、エイミー・ハナイアリイ・ギリオムの最新作「Generation Hawai'i 」と、このナーパラパライの「Ka Pua Hae Hawai'」の2作品が傑作です。こういう素晴らしい曲の数々を聞いていると、いつか自分で振り付けできたら…と思わずにはいられません。(勉強に20年くらいかかりそう…)



と、こうしてコンピュータールームとキッチンを行き来している間に、お赤飯も炊き上がり(ウチではアメリカの祝い事でもお赤飯が登場します)、ターキー用のスタッフィング(栗入りの特別レシピ)、グレービーソース、野菜のローストなどが出来上がりました。あとは、ターキーが焼きあがるのを待つだけです。うまくできますように。