8月某日

フロリダのコンペ、ホーイケと約半年、思い切り突っ走ってきて、夏到来。
ハワイ語の期末テスト、そして法事でシカゴへ行ったりと忙しくて、日記を更新する時間も、そして気力もないこの8月でした。


私の日常にとって、Hulaはとても重要な要素の1つですが、それと同じくらい大切に思っているのが、Lei Huluのクラス、そしてMaui Gathringと呼んでいる、2005年、マウイに一緒に行った仲間との交流。


Lei Huluは、何がいいって、手を動かしながらおしゃべりできるのが最大の魅力。この間はAunty LというLAハワイ界の大御所のオバサマの話が面白かった。何年か前にメインランドで開かれたワークショップで、サニー・チンのアウアナクラスを受けた彼女。ホーイケで参加者たちが踊る段になって、なんとサニー氏、曲のスピードを3倍にして、参加者は誰一人踊れず、前に出ていた彼のクラスの生徒だけが踊れたことに腹をたて、あのサニー・チンにくってかかったらしい。

「自分の生徒のショーケースがやりたいなら他でやんなさい。ここではワークショップの参加者が気持ちよく踊れるようにするべきでしょ。あんたが有名だかなんだか知らないけれど、こんなのは許せない!」と意見してやったという。


残念ながら、サニー氏がどう答えたかは聞きそびれたが、皆、この話を聞き、「おぉ〜さすがはAunty!」と思ったのでした。というのは、彼女は体も大きいけれど、態度も大きい。でも、それに嫌味がない。なんというか、生まれながらの強〜い威厳と存在感を感じさせる女性なのだ。しばらく前に、実はAli'i(王族、酋長)の末裔ということを聞き、納得。彼女と一緒にいると、親戚がリリウオカラニと何々したとか、そういう話がしょっちゅう出てくるので、ハワイの歴史がとても身近に感じられる。


Maui Gathringは、2ヶ月に1回行われるリユニオン・パーティ&勉強会で、今回はいつものAlinaの家ではなく、アゴヒルズのRubyの家で大刺身パーティとして行われた。このパーティには去年も行ったのだけれど、Rubyのご主人が毎年メキシコ湾に1週間船で旅してきて、それで釣ってきた超新鮮なアヒツナ、イエローテイル(ブリ)、サーモンなどが、ポケ、そしてお刺身として皆にふるまわれる、そりゃあもうお魚ダイスキの私にはたまらないパーティ。いくら寿司アメリカで普及しているとはいえ、これほど生魚てんこもりだと苦手な人も中にはいるので、そういう人の分もしっかり食べさせていただいた。


食べる話が先になってしまったが、今回のGathringでも、いろんな話が聞けて面白かった。


たとえば、メンバーの一人は今、マプアナ・デ・シルヴァの指導を受けている。マプアナのフラスタイルがどれだけうちのベーシックステップと異なるか、実際にステップで見せてもらえたのは興味深かった。Kikala(腰)の使い方、アイハアの高さ、ヘラの足の角度、アミの腰の回し方と、基本がまったく違う。これを1つ1つマプアナ(アンティ・マイキ)スタイルに直していくのが、どれだけ大変なことか。ベーシックは、文字通り、フラの基本中の基本。ベーシックが違っていたら、当然、完成したフラも異なるものになってしまうので、どんなに時間をかけてでも、ここはおさえておかなければならない。


というベーシックの話になったところで、今度は、今、シシー・カイオのハーラウにいる別の友人(KANE)が、ハーラウをうつった時、どれほど苦労したかを話してくれた。うちのハーラウの場合は、男性でもしっかり腰をゆらす、モダーン系のフラ。で、彼がうつった先は、男が腰を動かすなんてとんでもない!というハーラウなので、移ってすぐは皆に「ほら、腰が女みたい!」と相当からかわれたらしい。そんな彼も、たぶん来年、またメリーモナークに出る。来年はうちのハーラウも1年ぶりに出場が決定しているので、楽しみ。



そうそう、Hula momさん(ってここに私信書いてどうする?)
私たちの王子様たち、アーロン様とロパカ様、そしてNa palapalaiが今年のE Hula Mauに来るそうです。
私はその週末、フラシスターの結婚式でサンノゼに行っていて留守です。私の分もしっかり見てきて〜!