感動の一夜


先日、LAの大切なフラ友だちのハーラウのホーイケ*1に行ってきました。


このハーラウのショーを見るのは、今回でもう4回?5回目?
ハワイでも評判の名門ハーラウだけに、フラが素晴らしいのはもちろんですが、ステージを見るたびに、このハーラウを率いるクムの暖かい人柄と、ハウマーナ(生徒)たちの結束の強さと、そして会場全体を包む、なんともいえない暖かさに、見ている私たちまで心を洗われるような気持ちになって帰ってきます。


前半はカヒコ、後半はアウアナの2部構成。ほら貝を吹く音でステージは幕を開け、クムのチャントによって、観客は現代から古代ハワイの世界へと誘われていきます。


今回私が最も感動したのは、フラ友だちの娘さんが参加しているコンペティション・ケイキのカヒコ。今回のホーイケには、昨年北カリフォルニアで行われたフラコンペの曲目が数多く含まれていたのですが、コンペで各部門の賞を総なめにしてしまったというだけあって、いずれのグループのフラもその完成された美しさに息をするのも忘れてしまいそうなほどです。メレがはじまる前のオリも、全員の声がぴたりと揃い、「1つの声」として聞こえてくるのですが、これには一緒に見に行ったフラシスターと何度も何度も「すごい!」の繰り返し*2。小学生くらいのケイキたちが、大人顔負けの気迫でみせてくれたフラに心を打たれました。


後半のアウアナでは、クムとクムのお兄さんがボーカル&ギターで登場。また今回特別ゲストとして、ハワイからアーロン・サラ(Aaron Sala)がピアノ、ウクレレ、ボーカルで参加。この他、直前まで知らなかったのですが、あのナー・パラパライのケアオ・コスタも参加。カウマカイヴァ・カナカオレ*3ケアリイ・レイシェル、ナー・パラパライの曲や、プアアヒヒなどの名曲を演奏。素晴らしいフラをさらに盛り上げてくれました。ちょうどこの日の朝、ハーラウの仲間と「フラを踊る上で、いかにバンドが重要か、演奏の質でどれだけフラが変わってしまうかについて、熱く話をしていた直後だったので、まさにそれを実感しました。


アンティ・パレカ亡き後、ハワイのハーラウを引き継いだ、カウイオナラニ・カマナオさんと、クムの姪っ子のフラ、そして今年のメリーモナークでミス・アロハフラ部門に出場した、シャーデー・マースバーグ(Sharde Kamalamalamaonalani Mersberg)さんのフラも生で見ることができ、本当に勉強になりました。


持つべきものは、異なるハーラウに所属する、フラ友です!Hula Momさん、素晴らしいホーイケに今回もお誘いいただき、本当にありがとうございました。

*1:最近このブログ内で、カハコーをしっかり日本語でも表記しようと思うようになりました。雑誌などの、カハコー&オキナ抜きの表記に目が慣れてしまったので、とても抵抗感があるのですが、現在ハワイ語を習っているということもあり、やはり原音に近い正しい表記に直していこうと思いました。英語でもそうですが、日本語の発音に慣れてしまうと、正しい原音を発音するのが難しくなります。私はいまだにGeneralをジェネラルではなく、ゼネラルと発音してしまいます。Vの発音もつい、Bで発音してしまったり…一度身に染み付いてしまった「慣れ」は、後から修正するのが大変です。というわけで、ハワイ以外は、今後できる限り原音表記にしていこうと思いますが、私のハワイ語も未熟なため、カハコー<カナの場合、音引き表示>があったり、なかったり、また間違っていたりするかもしれません。ミスに気付いた方は、ご指摘いただければ幸いです。

*2:現在、はじめて参加するコンペのために新人グループでオリを練習中なのですが、その揃わないことといったら、本当に情けなくなってくるくらいです。出だしはよくても、途中からスピードがバラバラ。数人が、途中でほぼ口パクになっているのが、音の強弱で分かってしまいます。もっと練習せねば!

*3:当初、ロパカ様も、このイベントに出演予定だったのですが、その後、彼の所属するハーラウ・オ・ケクヒの「ホロ・マイ・ペレ」日本公演が決定し、出演はキャンセルになりました