MM第2夜〜フラカヒコ


今夜は絶対見逃せません!私の中では、Hula = Kahikoなので、もう文字通りかじりつきになりそうです。昨日はLAでは夜の9時からはじまり、終わったのは深夜3時過ぎ。それからよせばいいのに、サイトの更新したりで、結局寝たのは4時過ぎでした。あちゃ〜。毎年こうですが、この3日間は昼間はつぶれてます(笑)。


さて二日目となる今夜は、フラカヒコ。今日注目しているのは、私の友人が出るHula Halau O Lilinoe(クム:シシー・カイオ)のカネのフラ。毎年このハーラウはレベルアップしているので、楽しみです。昨年の秋、私の友人(男性です)は、クムに「来年のメリーモナークのカネにうちのハラウから出てほしい」と声を掛けられ、アラカイや周囲の人たちに相談し、悩んだ末、うちのハラウのクムの許可を得て最終的に出場を決めました。彼はネイティブハワイアンの血を引いており、とても強いスピリットを持った人です。


フラ歴は浅いけれど、それに負けない何かを持った人で、メリーモナークの練習がはじまった後、もうめきめきと力をつけて、いまやチームの中でも目を引く、強い気迫を持ったダンサーとなりました(たぶん2列目右側で、体の大きなダンサー)。今夜彼らは自作のマロ(腰布)で登場します。マロのデザインは、それぞれ異なり、ダンサー各自の先祖にまつわるものとなっています。友人の場合は、マウイの王族に関係があるということで、それにまつわるLei Niho Palaoa(くじらの歯のレイ)のデザインとなっています。(マロ、じっくり見てね〜)


ここ以外に、要チェックなのは(いずれも個人的な話。どこが優勝候補かとか、そういう観点ではありません)、Halau I Ka WekiuやKa Leo O Laka I Ka Hikina O Ka La(カレオのハーラウ)のカネ。あと、ワヒネでは、毎回見事に揃った演技で定評のある、Hula Halau O Kamuela、振り付けが素敵なHalau Hula Olana、古いフラの伝統をしっかり見せてくれるHalau Mohala `Ilima(マプアナ・デ・シルヴァ)など。あと若手クムのスノーバード・ベントとカレオ・トリニダッドは、ふたりともカメハメハスクール出身で、同じクムのもとから巣立ったクムなので、ふたりのフラの比較も面白いかもしれません。


カリフォルニア州オークランドから出場のAcademy of Hawaiian Arts(マーク・ケアリイ・ホオマル)は、久々の出場です。伝統的でないとか、独自のスタイルにつっぱしりすぎるとか、奇をてらってるとか、そういう批判が多いのですが、それをものともせず自分のフラを創造しつづけるのが、マーク。フラ界における風雲児です。審査員にどう評価されるかは分かりませんが、彼のフラは見ごたえがあります。久々の大舞台で、どんなフラを見せてくれるか楽しみです。



Call It What You Like
Call It What You LikeMark Keali'i Ho'omalu

MKH Productions 2003-04-15
マーク・ケアリイ・ホオマルのCD。タイトルは「好きなように呼んでくれ」。自分でも自分のスタイルがフラじゃないとか、いろんなこと言われているのがよく分かっている人なので、聴いた人が好きなように受け取ってくれればいいと、そういうメッセージがタイトルから伝わってきます。

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