ワークショップ

Kekuhi

先日、他のハラウ内で行われたワークショップ&ホイケに参加してきました。これは、LAのローカルのハラウが、ハワイの講師を招いて開催したもので、本来ならそのハラウの人のみ参加できるものなのですが、今回そのハラウに所属している友人から情報をもらい、先方とうちのクムから許可を得て参加することができました。実際に参加してみると、私以外にも他のハラウから参加している人が何人かおり、そのハラウのクムの懐の深さに本当に感心しました。


このワークショップは、そのハラウがメリーモナーク出場のためのファンドレイジングとして行ったイベントの一環で、土曜にワークショップ、日曜にメリーモナーク出場チーム、そしてハワイのゲストのパフォーマンス、そして最後にワークショップ参加者が習ったHULAを披露するというものでした。


土曜日、おそるおそる会場に行ったのですが、別のハラウのパウをつけた私にもハグの嵐。皆気軽に接してくれ、すっかり緊張がとけました(こういうのって、そこのクムの教育のたまものですね)。
当日は、ロパカ様の父君であり、Halau O Kekuhiの重要人物、カイポ・フリアス(A.K.A.タウポウリ・タンガロ氏)によるベーシックステップ練習があり、そりゃあもうハードでした。私が習ったのは、Hula Ki'i(Image dance)という種類のもの。上半身だけを使って、溶岩の動きを表現したHulaです。一般にHula Ki'iというと、2種類あり、1つは人形を使うもの。もう1つは体を使ってイメージを表現するもので、今回は後者です。
(Hula Ki'iについては、まだ私もよく理解していないので、これから要リサーチ!)文字に書いてみれば数行程度のチャントですが、それを当日その場で覚え、それを大声で叫びながらのHula。大変だったけれど、良い経験になりました。

Holo Mai Pele
Halau O Kekuhi
Holo Mai Pele2004-09-21
日本語・英語のバイリンガル版。日本のデッキで再生OK¥2,243より

日曜は、このハラウのパフォーマンス、特にKaneが素晴らしく、毎年着実にグレードアップしているのを感じます。このKaneチームの中に友人がいて、彼の気迫には目を釘付けにされました。彼の中に流れているハワイの血が燃え、彼の'aumakuaが総出で彼にのり移ったくらいの強烈なパワーに圧倒されてしまいました。


今回のゲストは、カイポ・フリアス率いるUnukupukupuというハワイコミュニティカレッジの中にあるハワイ文化プログラムの学生たちで構成されたアンサンブルです。ハワイに生まれて子供の頃からフラ、ハワイ文化にどっぷりつかってきた人もいれば、フラ歴がそれほど長くない人もいるのですが、今回の公演が彼らにとってこれまでの勉強の集大成となるものだったそうで、本当に見事なステージでした。


彼らのパフォーマンスの中に、数年前に私がケアリイ・レイシェルから習ったHula ma'iも含まれており、見た瞬間、あ、あれだ!と思いすごく懐かしかったです。(余談ですが、ケアリイは過去にHalau O Kekuhiのクムフラの一人、プアラニ・カナヘレに弟子入りしたことがあるので、同じ流れ)


というわけで、2日間だけでしたが昨年のマウイのワークショップを彷彿とさせるようなフラ漬けの週末を過ごしました。
今回、夫のカイポ氏に同行し、奥様のケクヒさん(TOPの写真の方。CDは必聴!)と娘さんたちが一緒にLAに来られていたのですが、レッスン中もパパ〜!という感じで、カイポ氏のところへすり寄ったりして、とてもかわいらしかったです。ちなみにこの二人は今、注目のアーティスト、ロパカ様(カウマカイヴァ・カナカオレ=Kaumakaiwa Lopaka Kanaka'ole )のご両親で、娘さんたちは彼の妹さんたち。すごい一家の微笑ましい様子をバックステージで垣間見ることができてラッキーでした。

◎オススメ!
スピリット オブ ハワイ
ハラウ・オ・ケクヒ
「ホロ・マイ・ペレ」日本公演

プアラニ・カナカオレ・カナヘレ/ナラニ・カナカオレ/カウマカイヴァ・ロパカ・ケアリィ・カナカオレ他、「ハラウ・オ・ケクヒ」メンバー総勢約30名
2006. 5 月7日 (日) 17:00開演(16:30開場)日比谷公会堂
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ナラニ・カナカオレさんのインタビュー(ハワイ島観光局のサイト)
超Goodなインタビュー!(注:ナラニさんはプアラニさんの妹で、クムフラの一人。夫はシグ・ゼーンさん)。Hulaは、家族、仕事、そしてフラの順で「優先順位3番目」だそうです。このハラウに対する固定観念が変わりました。