新人チーム結成? 


新しい年がはじまった。(実は1月に書いたものを今頃のせてます)
2週間ぶりにフラ。せっかくハワイ語講座もスタートするので、気合いれねばと毎回思うのだけれど、実際に練習するのはいつもクラスがはじまる1時間前だったりする。


うちのハラウでは、月曜グレイシャスレディ、火曜、日曜にコンペティションワヒネ&上級、金曜初級&中級がある(その他にケイキとカネのクラス)。私がハラウに入った当初は、クムがひとりで全部のクラスを教えていたが、さすがに生徒も200人を超え、そしてスタジオの都合で初級と中級が同じ時間になったこともあり、しばらく前から初級クラスはアラカイが教えるようになっていた。


しかし、このアラカイが昨年末を最後に、当分ハラウのすべての活動をお休みすることにしたため、今年からクムは初級と中級の両方を週代わりで教えることになった。ちょっとガッカリではあるけれど、仕方がない。


クムが不在の時以外は、毎週クムのレッスンを受けるという、考えてみれば、すごくラッキーな状況にこれまでずっと置かれていた。
アラカイの代行レッスンも、クムとは違う教え方で、言葉をかえて、分かりやすいように説明してくれるのですごく助かる。でもモチベーションという意味では、クムが教室にいるのといないのとでは、もうぜんぜん違う。これは私だけではなく、やっぱりクラスの皆も同じことを感じているらしく、レッスン前のプレ(お祈り)の声も、ものすご〜く小さくなってしまう。ついでにいえば、アイハアも高め。


そして新年、もう1つ大事件が発生。


昨年末の最後のレッスンで、「来年は新しいコンペ&フェスティバル用のワヒネグループを作る」と宣言。ドキドキしつつ、ふーんそうなんだ。いつ頃からスタートするのかな?と思っていたら、なんと今日(注:1月某日)でした。


私がハラウに入って1年ちょっとくらいした時、「新しいチームを作る」宣言が一度あったのですが、ちょうどその頃、クムのお母さんの健康状態が悪くなったり、その他もろもろの状況でこの話は流れてしまい、結局、新人でコンペに興味のある人は、既存のコンペティションチームに入るのが唯一の手段に。その後、ちょうど私も妊娠、出産で、こういう話からはすっかり遠ざかっていたのですが…


通常のレッスンの後、クラスのほぼ半数がこの新しいチームを作るという話に興味を持ち、残りました。で、いきなり、第一回miniトライアウト(入門テスト)。う、うそ〜聞いてない〜!


といっても一人ずつ踊らされたわけではなく、3列に分けて1列ごとに踊り、直後にクムが各自にコメント。カヒコのほんの数小節(15秒程度)を踊っただけで、全員に的確なコメントをするクム、お、おそるべし〜。


わきで見ていたアラカイたちからも、厳しいコメント。
「見た感じ緊張感が足りない、ラクして踊ってる感じがするし、気迫も感じられない。もっとしっかり苦しいと思うくらいアイハアして、自分のできる限りのベストで踊らないとダメ」
「自分で十分うまいと思っている人も中にはいるみたいね。でも普段のレッスンでクムがなにもいわないのはうまいからじゃないのよ。いう必要がなかっただけ。これからは厳しい批評を覚悟して!」
「ほんの少しの手の角度や目線、その他細かいことなどたくさん注意するべき点がある。ささいなことに見えても、そういう点が全体で踊ると目に付く」
「人が注意されていたら、自分に関係ないとは思わず、いつも自分のことだと思って聞くこと」
「とにかく皆バラバラ。なおすところが山ほどある」
と、まぁケンもほろろな講評が続くのですが、すべてごもっとも。皆頭を低くたれて、ありがたく聞いていました(普段のクラスでは、どんなに下手に踊っていても、ほとんど注意はされないので、注意してもらえるのはとてもありがたいことなのである)。


そして最後に再びクムから、全員がウエヘについて注意。ウエヘは、ベーシックのステップ練習ではちゃんとできていても、曲になるとどうしても1つ1つのウエヘがおろそかになってしまう。家に帰ったら、ゆっくり正確なステップで練習しなおさないとと思う。


「このレッスンは強制ではないから、参加したくない人は参加しなくていい。普段のレッスンより膝や腰に負担がかかるし、体力的に無理な人は絶対に無理しないでほしい」とクム。
来週までに、皆ものすごーく練習してくるんだろうな。私も頑張ろう!


さて、実は上記の日記を書いてからすでに2ヶ月経過。その後、毎週この特別課外クラスはあるものの、クムがフランスだ、ミズーリ、ハワイだとあちこち飛び回っていたせいもあって、その後アラカイのレッスンが続いた。皆クムの直々のレッスンではないせいか、かなり気が緩んでいる。一方、やる気のある人はもうものすごい勢いでチャントを覚え、誰よりもしっかりした声で歌っている。私は1月から習っているハワイ語が早くもとても役立っている。これまでは単語だけ調べて、英語訳と比較してなんとなくこうかな?と見当をつけていたようなところでも、文法が少し分かるようになると、文が文としてそのまま理解できるようになるのがすごくうれしい。少しずつ、ストーリーを語るという、本来のフラの目的に近づいていけるような気がする。


クラスでは、習った文を自分でマイクに吹き込んで先生にメールで送信すると、それに対するコメントが逐一送られてくるので、発音もとても気をつけるようになった。カハコーは日本人にとっては、ただ伸ばすだけなんで、比較的発音しやすいが、オキナ、特に単語のアタマにくるオキナはかなり慣れないと発音(そして聞き取り)が難しい。


上記の超新人ばかりのコンペチーム(通称newbee competition team)、年齢層は十代から40ウン才、フラ歴は2年未満の人から7,8年やってる人までいるという、バラバラな構成のでこぼこチーム。うちはすでにホンモノの優秀なコンペチームがあるので、本来こういったチームを養成する必要はまったくない。しかし、中堅クラスでなんとかしてコンペに出たいという人たちがクムに熱いリクエストを送ったせいか、今回こういうクラスが誕生した。今後、ちゃんとしたトライアウトがあり、落とされる可能性も大だけれど、頑張るだけ頑張ってみようと思う(というわけでダイエット開始〜)。