カヒコ三昧


最近文字通りカヒコ三昧である。もうめちゃめちゃうれしい。
最初はウクレレでフラ〜♪と思っていたのに、ある時からすっかり
カヒコにはまってしまった。
はっきりいって、古典フラ(フラダンス)であるカヒコは、フラ好きな
人じゃないとぜんぜん見ただけではおもしろくない、通向けの踊りだと思う。


ホイケや発表会なんかで、カヒコを見せられた一般の人は、
もうほんとーに眠そうにしている。実際、音楽も単調で地味。
いわゆる観光客の知っている「フラダンス」ではない。



でも、いい。
私はカヒコが好きなのだ。

といっても、うちのハラウではなかなかカヒコをやるチャンスがない。
もともと1曲に2ヶ月くらいかけることもザラなので、そうなると
4年近く(間に9ヶ月ブランク)ハラウに通っていても踊れるのはアウアナばかりで、
習ったカヒコははて、3曲くらい?ってなことになる。


しかし。最近この熱い想いが通じたのか?(実際クムにずうずうしくも直訴してしまったこともある)
昨年は2曲カヒコを習うことができた。そして今年も新たにペレのカヒコが1曲、
そして例のマウイ島World Conference on Hulaのオープニングセレモニー用に目下カヒコ漬けになっている。こんなうれしいことはない。


マウイのWorld Conference on Hula(ワールド・コンファレンンス・オン・フラ)では、楽器やレイ作りのワークショップ、フラとフラに関連のある文化、神話、土地、伝説などのレクチャーなどが行われるのだが、過去の参加者の話によると、かつてこれほどまでに大規模に行われたことがないというほどの大人数で行われるオープニングのセレモニーが、実は最高にすばらしいらしい。


もともとこういった儀式は、普段は目にするものができない非常に神聖なものだ。しかし、ハラウ単位で儀式に参加する場合は、自分も他の何十ものハラウの人と共にフラを神々に捧げることができる。大勢で1つのメレ・カヘア(はじまり・入場の許しを請うチャント)を唱え、それに対してその場にいるクムたちが許可するチャントでかえす。

そして儀式へと…


ここから先は実際に行ってみないとわからないのだが、こうやってその時のことを考えただけで、もう鳥肌がたってくる。