ベーシックステップ&レイメイキング

このところ、アラカイ主催によるワークショップが続けてありました。
(って実は2月の話だったりしますが…)


★フラ(フラダンス)のベーシックステップ
1月にあったのは、ベーシックのステップのワークショップ。
カホロ、ヘラ、カラカウア、レレ、ウエヘなど基本中の基本を
気持ちを新たに1から習う。


今のステップのままでいいのか、長い間疑問に思っていたところを
数人のアラカイにしっかり見てもらえるのはうれしい。


この日、びっくりしたのは、星一徹顔負けの姿勢矯正ベルト(!)が登場したこと。フラを美しく見せるには、姿勢が前かがみになったり、肩があがったりしていないことがすごく重要なのですが、これは自分で注意していてもなかなか直すのが大変です。かくいう私も、姿勢で日頃悩んでいる一人ですがこの日は、腰にまくパラオをタスキ状にして、胸を前に出し、なおかつ肩は下がる状態にしました。(誰が発案したんでしょう!)


このままカホロを数分間練習。これは、鏡を見て直すだけより
とても効果的でした。気をつけていないと、私の場合、ベーシックでは
ちゃんとできていても、踊りがはじまるとすぐ元の悪い癖がでてきてしまうので今後は時々、家でもタスキがけで練習しようと思いました。


★レイメイキング
そしてそれに続き、2月にはレイのクラス。
アラカイの一人は、名前の一部にレイという言葉が入っているくらい
レイが好きで自分でもあちこちのワークショップに参加して
コツコツとレイ作りを学びつづけている
人なのですが、彼女が中心となり、WILI(winding=巻きつける)という手法を使ったレイ作りを教えてくれました。


今回習ったのは、ラフィアと呼ばれる椰子の葉から作られたヒモを軸にしたもの。
最初ラフィアと聞いて、いったい何これ?と思ってしまったのですが、googleの画像検索で百聞は一見にしかず。よくみやげ物屋で売っている仮装用のフラスカートに使われている、あのワラみたいなやつです。
ラッピングのヒモなどにも使われるので、日本でも入手は簡単でしょう。

ラフィアをまずコヨリをよる要領で作り、まずヒモになる部分を作ります。その後、パラパライなどのシダ植物、花、ティーリーフなどを少しずつヒモで巻いていく(よく“編む”と書かれているのですが、実際には巻き込んでいくという感じです。WILI=巻くの意)のですが、見るは簡単なのですが、実際やってみるととても難しく、中心がずれてしまったり
すきまができてしまったりと、何度もやり直しをすることに。


実際に身に付けた時に、すきまが見えないようにぎっちりと巻いていくので、なかなか先に進みません。わずか5センチ作るだけでも、以外にたくさんの植物が必要で完成した後は、かなりずっしりと重くなります。


素材は、基本的には庭に生えているような植物なんでも良いということなので(これこそハワイ流)、
家に帰った後、ちょっとしょぼくれた庭にある、謎の植物(マイレ似)、ローズマリ(!)などを使って練習。
けっこう楽しいです。癖になります。


ところで私は以前、地元のハワイアンイベントで、ティーリーフのオープンレイの作り方を習ったのですが、ようやくティーリーフの鉢を入手して、さぁ作ろう!と思った時には、もうやり方をすっかり忘れてました。


皆さんも、ハワイなどで習った後は、なんでもよいのでまずは身近な素材で日頃から練習するとよいのではないでしょうか。
はい。私も練習続けます!

ちなみに以下は(というかこのブログ&サイト自体がそうなんですが)自分用メモ!


レイ作りの手法
●HUMU-PAPA, (KUI PAPA)
土台になる素材に縫いこんでいく手法
●KUI
針で素材をヒモに通していく手法。最も一般的。
●WILI
軸になる素材に巻きつけていく手法
●HAKU
ティーリーフなどのの土台に、2種類以上の素材巻きつけていく手法
●KIPU'U(結び目の意)
植物同士を結び合わせる手法
●HILI
1種類の素材を髪を編むように編んでいく手法


★参考にしたHP
http://www.hoalahawaii.com/nalei/naleiindex.htm


●当日のアラカイのお話より
紙でもプラスチック素材でも、いったん自分で作り始め、フラのために作ったレイには
作った人のマナが宿るので、絶対に粗末にしてはいけない。使い終わったレイは、植物が自然に戻れるよう、庭の木などにかけておく。ハワイでは、花を摘んだ森に戻すこともあるが、その際も人に踏まれたりすることないような場所に置く。それは自分のマナを汚されないため。