新・会社の人々

新しい会社に入って約1ヶ月、ようやくここで働く人々のことを書けるくらいに
なってきた。
うちの部署のことを最初に書くと、上司はウルグアイ生まれの
イギリス国籍の男性。苗字が変わっていて、聞くと古いスペインの苗字なのだそうだ(暗に由緒正しい家系とでも自慢しているのか)。

あたりが柔らかいので、けっこういい人かもと思っていたけれど、最近
その考えが変わりつつある。残念だけれど、前の会社の上司ほど好きになれそうもないが、少なくとも仕事のできる上司なので、まぁ由とするか。彼の直属の部下は、私のほかに2人いて、ドイツ系アメリカ人のFは、面接の時非常にイジワルだったので、今もあまり好印象を持っていない。

質問をするとごく短い答えが返ってきて、それ以上の無駄話は一切しないタイプ。
もう一人の同僚は、ベトナムアメリカ人のA。彼は初めて会った時からフレンドリーだったけれど先輩として非常に良い人で、自分の仕事が忙しいのにもかかわらず、できる限り私をサポートしてくれる。入社して最初の一週間は、「これはついていけないかも」と思い、いつ逃げ出そうか?とマジで考えていた私にとって、彼の存在は本当に大きかった。

うちの部は、インターナショナル部門なので、この他、すでにオフィスのあるイギリスとドイツ人が非常に多い。ちなみに部のトップは、オーストリア人という文字通り、インターナショナルな部署である。

ところでこの会社、入社してすぐ気が付いたのは、ゲイ&レズの割合がけっこう高いこと。前出のAも、たぶんゲイ。この他、カスタマーサポート、セールス、エンジニアといろんな部署に、私のゲイアンテナにひっかかる人が多数いる。会社のベネフィットにも、「ドメスティックパートナー」(結婚はしてない=できないけれど
生活を一緒にしている同性のパートナーのこと)にも、各種保険がカバーされると
書かれているあたり、さすがアメリカの会社ではある。

この他、日本では会社のロビーにいる受付担当はまず間違いなく女性だけれど、
ここの会社のレセプションデスク担当は男性。アメリカでも、男性を受付に置くのは
、いかにも非コンサバなインターネット会社ならではといえるだろう。
ちなみにアメリカの会社では、秘書のことを、Admin(アドミニストレイティブ)とか、エグゼクティブアシスタントという。これはたぶん、スチュワーデスがフライトアテンダントという呼称に変わったのと同じ理由で、セクレタリーという言葉がちょっと差別的で、PC(Politically Correct)ではないからだと思う。
とにかく社員の数が多いので、これから面白い人々をチェックし、ここにレポートしていくつもり。