「うちの会社の人々の話」


今日はうちの会社の人々のことを書いてみようと思う。
一番仲が良いのは、ロシア系アメリカ人のアレックス。
フィジカルセラピストの学校に通っていて、
朝6時にきて、午後は3時に帰り、その後学校。
で、土曜日はカイロプラクティックのオフィスで働いている
という超いそがしい人だ。日本に興味があり、日本語を
少し話すので、アメリカの会社にただひとりの日本人として
働いている私にとっては、なかなか貴重な友人である。

中国人のリリーは、昨年アメリカ人の夫と結婚し、上海から
ロサンゼルスに来た。中国では、フランス系テレコム会社に
働いていた、いわゆるエリートだった彼女だけれど、英語が
あまりできないこともあり、今はカスタマーサービスの仕事
についている。アメリカでは、カスタマーサービスは、オフィス
系仕事の中では、最も地位の低い仕事といわれており、
彼女もこの仕事が大嫌い。でも、語学力の問題と、この
仕事が彼女が学校に行くまでのつかの間の仕事である
ということで、我慢して働いている。ちなみに彼女は、
夏からUCアーバインというオレンジ郡の大学でMBA取得予定。
出会ってわずか半年で結婚したというご主人は、UCLA
ロースクールに通ってるので、この後二人とも学生に
なったら相当家計が苦しいだろうに。
でも、30歳目前でこうして学校に通うのも、アメリカが学歴社会で
今苦労しても、必ずその分だけ将来大きな利益となって
帰ってくるから、いいのかもしれない。

お次はフィリピン人のアラン。見かけは謎のアジア人で、
マルコメちゃんがそのまま大きくなったような人。
くりくりっとした坊主頭がかわいい。非常に無口で
子供の時フィリピンからアメリカにやってきたため、
ちょっとアクセントのある英語をちゃべるので、なにをいってるか
時々わからないことがある。基本的にいいやつです。

中国系アメリカ人(ABC=アメリカ・ボーン・チャイニーズと彼らはいう)の
アーサーは、アランのUCLA時代の先輩で、ふたりともUCLA
学生向けウェブサイトを作っていたことから(新聞部ではなく、
ウェブサイト部みたいのがあるらしい)、インターネットの世界に
開眼し、今の仕事に入った。アーサーは、今もUCLAに通っており
夏に卒業する。でも、うちの会社では学校に通いながら正社員として
働いており、なんと役職までついでいる。
「卒業後はなにするの?」と思わず、聞いてしまったけれど
You Know the Answerとケラケラ笑われてしまいました。

それから私の同僚のワイアナは、お母さんが離婚して心機一転!
アメリカに着たのについてきた韓国人。アメリカにはもう十年近く
いるのに、いまだ韓国の音楽やビデオが好きで、アメリカ文化には
あまり興味がない。ちなみに付き合う男性も、絶対韓国人って
決めている。なぜなの?って思うけれど韓国人ってこういう人すごく多い。
いわゆるナショナリストなお国柄なのかもしれない。

元私の上司のヘザーは、ここで初めて登場する白人のアメリカ人。
(うちの会社は、百パーセントアメリカ系企業なのだけれど、
ロサンゼルスという多国籍な土地柄か、3割以上が
非白人)
去年の秋、面接で初めて会った瞬間、あ!この人好きだ!
と思ったその印象通り、これまで働いた中で、
一番素晴らしい上司でした。
なにがいいか、それは個々の部下に対してできる限り公平な
態度をとる。これってできそうでなかなかできないことだと思う。
それをするために、毎週ウイークリーレポートの提出をし、
それをもとに15分程度個々にミーティングをしてくれるのだけれど
これをすることで、それぞれ他の仲間がいるときではいえないような
話をしたり、問題点について話し合ったりすることができました。
また、ウィークリーレポート(日本では日報や週報?)は
自分自身の記録にもなるし、彼女のスタンスとしてそれは
何が足りないかなどネガティブな判断をするためにあるのではなく、
どんな素晴らしい成果をあげたか、ポジティブな評価をするために
あるということで、毎回これでもかってくらいに
ほめてくれる。

こういう上司だと、頑張ろうって気になります。
将来部下を持つことがあったら、彼女のようなやり方をしたい!
って思うものの、私はまたフリーランスに復帰しようと思ってるので
たぶんそんなことはないけれどね。

ちなみにフリーランスのお仕事は、今の仕事をする前に
やっていたようなライター・フォトグラファーの仕事がメインで、
ついでに今勉強中のウェブデザイン系も追加予定です。

今学期、SMCで習ったクラスがめちゃアドバンスドだったので、
そのうちうちのla*mode*サイトもリニューアルするかも!
基本は使いやすくシンプルで軽い!ということは
変わりませんが、これからもよろしゅーお願いいたします。