映画「ファイトクラブ」


ブラッド・ピットアメリカでは誰もBPなんていわんよ!)の新作、「ファイトクラブ」をビデオで見た。
うーむ。なかなかバイオレント。
ストーリーは…。
主人公は不眠症に悩むジャック(エドワード・ノートン)。医者に「病気の辛さについて文句を言うのなら、ガン患者の
グループセラピーをのぞいてみればいい」といわれ、何の気なしに行ったところ、その雰囲気に
ハマってしまい、本当の患者ではないのにあちこちのセラピーに通うようになってしまう。
そこで出会ったのがマーラ(ヘレナ・ボナム・カーター)。彼女もジャックと同じ変な趣味を持った
1人だった。その後、ジャックは飛行機の中で自分と同じスーツケースを持った男、
タイラーと出会ったことで生き方が大きく変わっていく。
これまで人に暴力をふるったことなどなかったジャックだったが、タイラーが
「俺を殴ってくれないか?」と言い出したことから殴り合いを始める。お互い血だらけに
なった後、その快感に酔いしれるジャック。そしてそれが「ファイトクラブ」と呼ばれる
秘密の地下組織の始まりだった。最初は2人だけだったのが、だんだんと仲間が増え
ていく。一方、どこで知り合ったのか、タイラーはマーラと関係を持つようになる。
そして次第にファイトクラブは大きくなり、同時にタイラーは企業ビルを爆破したりなどの
反社会的行動をスタートするようになる。これ以上タイラーと行動を共にすることは
できないとジャックは悟るのだが、すでに時は遅し。
そして最後には恐るべき展開が待っている…というのが内容。

「keeping the faith」で愛すべきオバカな神父役を演じた人物とは、とても同じ役者とは思えない演技
を見せたのはエドワード・ノートンブラッド・ピットは…。いやーな奴をうまーく演じてたという以外には
あまり印象薄し。ヘレナは、「眺めの良い部屋」のお嬢サマが、よくぞここまで汚い女になったもんだと
いう感じ。考えてみると、ここんとこへレナはこういう路線が多いなぁ。
映画自体は、撮影テクもすごいし、カメラワークがいかにも最近の映画っぽく、スリリングで
スピーディ。「マトリックス」に通じる、アンダーグラウンドなコミック路線をさらにバイオレントに
した感じ。こういうのやっぱティーネージャーに見せるの良くないよな…と思ってしまった。
なんというか、最後のどんでん返しに向けて、丁寧に伏線をはって作られているので、
オタクは大喜びでしょう。うちのハズはリワインドしては、「おお〜!」と喜んでました。
そういう映画です。