ニュースひろい読み〜マウイ編

aloha_mode2007-04-11



マウイから出場するのは姉妹クムフラのハーラウ、Na Lei Kaumaka O Uka。
ナープア・グレイグはカメハメハスクールのマウイ校でハワイ語のチャントとフラを教えている他、「Pihana」というタイトルのデビューアルバムをリリース予定。メリーモナーク出場は4度目で、カヒコでは20人のダンサーがルース・ケエリーコーラニ(Ke'elikōlani)王女を称える作品(He Mele Pai Ali’i No Ke’elikōlani)を披露。これはイリイリを使ったフラノホ(座って踊るフラ)。


メリーモナークに先立ち、フアカイ(=フィールドトリップ)としてハワイ島に行き、コナにあるフリヘエ宮殿を訪ね、そこで王女のために踊り、インスピレーションを得てきたという。


(aloha mode注:ケエリコーラニ王女は衰退しつつあるハワイ王朝の中で、かたくなまでに伝統を守ろうとした王女で、生涯を通してハワイ語だけで通し、キリスト教に改宗することをかたくなにこばんだ。1880年〜81にマウナロアが噴火した時、どんなカフナが祈りを捧げても溶岩の流れは止まらず、ハワイ島ヒロは溶岩に飲み込まれる危機に襲われた。1881年8月11日、当時63歳だった王女が自ら溶岩の真ん前に立ち、ペレに祈りを捧げる儀式を行い、捧げものとしてチャントを唱えながら30枚の赤のシルクのハンカチーフ、ブランディ、彼女自身のベッドを溶岩に投げ込むと、翌日には溶岩はその勢いを止め、町はケエリコーラニ王女の祈りによって救われたといわれている。1883年にコナのフリヘエ宮殿で死去)


またアウアナでは、グレイグが作ったLawakuaを踊る。これは妹に捧げたフラで、妹を山にたとえその力強さとシンプルな美しさを称えたもの。


Carlson Kamaka Kukona IIIは、マウイ島のカフルイとホノルルをベースにフラを教えている他、ラハイナで行われているミュージカル、ウラレナにも出演している。Halau O Ka Hanu Lehuaのカーネは、マウイとオアフの生徒を合わせたグループによるもので、A Ko’olau Auをカヒコで踊る。これはペレの妹ヒイアカがコオラウ山の激しい雨と風に打たれる様子を歌ったもの。ヒイアカがつらい旅を経て成長していく様子は、彼自身のハーラウをあらわしたものだそう。アウアナでは、 ハワイ島にある3つの山を歌ったHawai’i No E Ka ’Oiを踊る。



◎参考サイト マウイニュース 
http://12.169.112.47/story.aspx?id=29318

写真はKe'elikōlani王女。Public Domain.