ヘイアウでの決まりごと


TBSの番組「江原啓之が幸運を呼ぶ癒しのスピリチュアルジャーニー・ハワイ編」を最近見た。江原啓之*1は、「オーラの泉」で知ったんだけど、絶対やらせに応じなさそうな出演者が、彼の話にいちいち「そうです。その通りです。なんで分かるんですか?」と答えていたんで、この手の話はあんまり信じない私も、最近、半分ホントかもしれない?と思いつつあります。


他の出演者は安藤和津はしのえみ。狙ってるなぁ?って感じでしょ?
ちなみにカヴァイカプオカラニ・フランク・ヒューエット氏も特別出演。チャントとフラが見れます。


さて一行が訪れるのは、ハワイ島。キーラウエア火山、ドルフィンツアー、ヘイアウ他。こういう人にオススメの場所はココ!と江原氏が各エリアについてコメントするのだが、たとえばキーラウエアは「最後の一歩が踏み出せない人」にオススメ。むむ!私のことじゃん!


旅行ガイドではないので、行き方など詳しく説明しないものの、ヘイアウに行って癒されよう!というコンセプトはちょっとイマイチ納得できない。ハワイはパワースポットとか、ヒーリングなんちゃらとか、いろいろ言われますが、私はこの手のスピリチュアル商法が大嫌い。こういうのを見てハワイ文化について何も知らないスピリチュアルオタクの人が、がんがんヘイアウに行って、勝手に石積んじゃったりしないか、とても心配。


以下はヘイアウを訪れる上でのプロトコル

1:入る前に必ず立ち入ることに対する許可を得られるよう心をこめて祈る。(必ずしもチャントである必要はない)


2:絶対に石や周辺にある植物などに勝手に触ったり、動かしたりしない。そこにあるものをすべてそのままの状態で保持するよう最大の努力を払う。


3:勝手にお供えものを置かない。
特に白人の自称ヒーラーたちが、ティーリーフに石をくるんで置いていったりするらしいんですが、こんな風習はハワイアンの文化にはなく、侮辱以外のなにものでもないそうです。


このなんだか分からない石を積むという習慣、キーラウエアやハレアカラーでも良く見かけましたが、ハワイアンの人たちは怒っているそうです。賽の河原じゃないので、石積まないようにお願いします。


余談:
日本人はものすごく癒しとか、ヒーリングとか、スピリチュアル風なものに弱いなぁという気がします。って私もけっこう興味があるので、いろいろ見てしまうんですが、どうもいまひとつ、納得できず、「胡散臭い」で終わってしまうことが多いです。アリゾナセドナにもパワースポットがあるらしいんですが、ここもその手のモノに弱い、ヒッピーなアメリカ人やアーティスト(自称も多い)が大勢住んでいます。そうそう、最近流行りのロハスもなんだかね。たぶんこれらのもの、もともとのオリジナルは「本物」なんだろうとは思うのですが、それがあちこちで取り上げられるたびに、言葉だけが一人歩きしたり、どんどん「金儲けのキーワード」になってしまい、真実性が薄れてくるような気がします。言葉に惑わされないように…

*1:でも、以前和田アキコが出ていた回で、君にはレイ・チャールズがついているといったり、ビリー・ホリデイが今日スタジオに来てますと言ってたのは、言い過ぎだよなぁ。たぶん江原さんはいろんなことがちゃんと[見える]人なんだろうなぁと思うけれど、調子が良すぎて、たまに口がすべってしまうこともあるのでは?と思いました。面識のあるレイ・チャールズはともかく、ビリー・ホリデイはたぶん来ないと思う・笑