公園バトル

aloha_mode2005-05-06


先日公園でものすごいことがありました。
大きな黒い犬(犬の種類は分かりませんが、獰猛そうな猟犬タイプの犬です)を連れた、ブリトニーもどきの、いかにも「私はリッチでお洒落」という雰囲気を漂わせた女性が、犬を放してはいけない公園で、リーシュ*1をとって自由に走らせていました。


アメリカでは、ほとんどの公園で犬は必ずリーシュをつけなければいけないことになっています(法律です)。それを無視していること、そして小さな子供のいる砂場まで、犬が入ってきていたので、もう大ヒンシュク。でも、この時点では皆、彼女をジロジロ見てはいたけれど、誰も注意しませんでした。


で、その後ついに子供たちがこわがって泣き始めたので、ようやく犬にリーシュをつけたのですが、結局すぐにはずしました。


今度は、同じ砂場にいた、別の太った女性に犬がすりよっていったため、その人が「私に犬を近づけないで。アレルギーだから」というと、偽ブリトニーが「ここは公共の場所だから、私はあんたのいうことなんか聞く必要はない。いやだったら帰れ!」といい放ちました。あまりのことに、私も加勢するつもりで「犬にはリーシュをつけてください」と一言。


でも私の発言は無視され、あれよあれよという間に、太った女性と偽ブリトニー二人の間で激しい言い合いがはじまり、なんと偽ブリトニーは「BITCH!」と子供たちがたくさんいる前で叫び、あろうことか砂場の砂を太った女性に投げつけたのです。


これにはその場にいた全員が唖然。子供から大人まで、びっくりして固まってしまいました。結局太った女性は、勝ち目はないと思ったのか、悪態をつきながらその場を退散。そしてずうずうしくも偽ブリトニーは、まるでなにごともなかったかのように、そのまま自分の子供と遊びはじめました。
(ここで大勢の子供の中に、彼女の息子がいるのを知ってさらにびっくり)


そして私に向かっても、「ちょっとそこのあんた。おめーはなんだらかんだら」と何か一言(遠かったので聞こえませんでした。でもたぶん、外人のくせにとかそういう差別ネタです)。


こういう人には何をいっても無駄ですが、あまりにも腹がたったので、公園のオフィスに出向いて、犬のリーシュのことで注意してもらい、その場を去りました(遠くから見ていたのですが、なんと彼女、係員のいうことも無視して、最後までリーシュつけなかった模様)。


以上、普段は平和で、ちょっと退屈な公園で起きた事件でした。
この公園は、ロサンゼルスでおそらく最も遊具が充実した公園で、ビバリーヒルズにも近いので、いろんな人が来ます。で、時々こういうガラの悪い人もくるんです。しかもなぜか嫌なヤツに限って、ファッションがキメキメで、濃いサングラスをしていて、そして子供をほったらかして延々携帯電話で話している。ちなみに偽ブリトニーの子供は、6歳くらいの男の子。砂場で遊ぶというのに、ネクタイにワイシャツという子供なのに非常にスカした格好でした。さらに、ちょっと見ていないとよその子のおもちゃをとって、自分のだといいはる子で、まさしくあの親にしてこの子ありという感じ。最初は、嫌な子だなと思っていたら、後で偽ブリトニーの息子だったということが判明し、妙に納得。本来子供には罪はないんですが、偽ブリトニーの息子だとわかったとたんに、他のお母さんたちが、その子にもつらくあたりだし、最初は貸してあげていたおもちゃを「返せ!」といっていたのにも驚きでした。

こういう事件、日本でもあるんでしょうか?

*1:(日本語ではリード?手綱のヒモのことです)