ライアテア・ヘルム

ファー・アウェイ・ヘヴン

4年くらい前にイズラエル・カマカヴィヴォオレのCD1枚を手に入れたことをきっかけに、ハワイ音楽に興味を持ち、本当はウクレレを習いたかったのだけど、近くにウクレレ教室がまったくなかったため、なぜかフラを習い始めた私。最初は誰しもそんなものかもしれないけれど、たった1枚のCDをきっかけに、それまでロック漬けだった私の音楽リスナー人生、すっかり「ほよよ〜んハワイアン」になってしまいました。


というわけで最近買ったお気に入りの1枚。
それはライアテア。ファーストアルバムを出した時、LAのタワーレコードでもよくジャケットをみかけたので、なんとなく気になってはいたのだけれど、買うまでにはいたらなかった。というのは、ハワイアンでこんなに若い女性のシンガーをそれまで知らなかったので、もっとコンテンポラリーな音楽かと思っていたからです。


で、2枚目のアルバムを出した後、ネットで視聴したら、即、お!これ買わなきゃと思いました。


で、購入したのがこの作品。

 Sweet & Lovely
Sweet & Lovely [FROM US] [IMPORT]
Raiatea Helm


CD評などで、ジェノア・ケアヴェ系の正統派ファルセットとよく書かれているのですが、はじめてCDを聞いた時、使い古された言い方ですが「これぞ天使の歌声」と思いました。こんなに素直で、ムリのない伸びやかな高音ヴォイスって、ハワイアンに限らず、どんなジャンルでも聴いた事がないです。

アルバムタイトル、Sweet & Lovelyってほんと、そのまんま。もうこんなにスイートでいいんでしょうか?見かけはごく普通のどこにでもいる、ハワイのロコ姉ちゃんなんですが、歌わせたら天使です。


2005年のメリーモナークで、テハニがミュージシャンとして出演していたライアテア・ヘルムにインタビューしていましたが、なんとライアテア自身もフラダンサーとして過去にメリーモナークの舞台にたったことがあるそうです。


また彼女のウェブサイトによると、ライアテアはオアフ生まれモロカイ育ち。現在マウイ在住でマウイコミュニティカレッジの学生。アルバイトで時々マウイの市長のオフィスで働いている他、グランドワイレアリゾートホテルのHumuhumunukunukuapua'a Restaurantでも歌っているそうです。


ちなみに、70年代、ハワイの伝説的なミュージシャン、ジョージ・ヘルムは彼女の叔父。彼はカホオラヴェ島を守る活動をしており、その際に波に飲まれて行方不明になって亡くなったそうです(こちらのBLOGで知りました。片岡義男 の「波乗りの島」 にそのことが書かれているそうです。買わねば)


関連ホームページ
ライアテアのサイト