ケアリイ LIVE in LA 2004


2004年10月ロサンゼルスで行われたケアリィ・レイシェル(Kearii Reichel)のライブにいってきました。


アルバムは全部持ってるし、ワークショップにも参加したこともあるくらい大ファンなのですが、コンサートははじめてです。


もうとにもかくにも、これほど楽しみにしていた音楽イベントは何年ぶりというくらい、とっても楽しみにしていたライブでした。


ニューアルバムが出て、そろそろコンサート?とは思っていたのですが、忙しさにかまけてチケット売り出し日のチェックを怠っていました。そして、ある日気づいたら、チケットはすでに数週間前から売り出し中で、すでにほとんど完売状態。あわててチケットをオーダーしたら、2階席後ろから2列目という最悪の席になってしまいました。


ま、ロックコンサートじゃないし、チケットをとれただけマシ。後ろでゆっくり見るのもいいかと思っていたのですが(こう思わないとやってられないほど、最初は大ショックだったので)、この後大どんでん返しがあり、そんなこんなで急遽追加された3回目の最終公演で、最前列のど真ん中という席が入手でき、自分の音楽運*1のすごさを改めて実感したのでした。


さて当日、会場の様子はというと、ロサンゼルスで行われるハワイアンアーティストのコンサートはいつもそうなのですが、家族総出で来ているような人が多く、大賑わい。近隣のクムや、いかにもフラやってます〜というような雰囲気の人も多いです。会場では、レイとCDが細々と小さなブースで売られているのみ。日本のコンサートにあるようなグッズやTシャツ*2などはまったく売っていません。


ニューアルバムも出たことだし、なにか売ってないか?と期待していたのですごく残念。余談ですが、マウイのミニライブでは終了後サイン会が行われ、一緒に記念撮影などもできました。ファンの方は、今後こういうミニライブにあわせてハワイに行かれてみてはいかがでしょうか?地元マウイでは、一般のファン(非ハワイ在住者)らしき人は意外に少なく、地元の親戚や友人、知人が大半なようでした。


コンサートでは、ケアリイはシンプルな黒の上下にはだしで登場。さすがに2日間で3度目の公演ということで疲れており、ステージでさかんにため息をついたり(これってもしかして歌う時の癖なのかも。テレビのドキュメンタリー番組でもため息ついてました)、腰が痛そうにしていました。フラノホ(座って踊るフラ)は特にきつそうで、自ら弱音をはいてました(笑)。


当日は、ハラウのダンサー6名が踊った他、なんと私のクム、ケアリイ・セバロス(Keali'i Ceballos)がKANEのソロダンサーとして特別出演。Lahainalunaほか3曲を踊りました。普段クムの踊りをソロで見る機会はまったくないので、もう大感激です。
この他、スペシャルゲストに、ケアリイと曲作りを共にしている彼の親友、Puakea Nogelmeier(プアケア。苗字の読み方わかりません・ハワイ大学マノア校のハワイ語助教授)さん、そしてケアリイのお母さんが会場にいらしていました。


名曲、Maunaleo(マウナレオ)では会場にきていたお母さんを紹介。曲の歌詞の内容から、目が見えにくくなるほど老齢なのかな?と思いきや、まだまだ若くとっても元気そうなお母さんです。またどの曲だったか忘れてしまったのですが、お婆さんのことを歌った曲(新作の中に入ってる曲、カノホナピリカイではありませんでした)では、ダンサーの中にいたケアリイのいとこが感極まって、涙を流しながら踊っており、思わずもらい泣きしてしまいました。


ライブ前半はステージの奥の方で歌っていたケアリイですが、中盤からはステージの中央そでに座って歌ったため、本当につばのとんできそうなくらいのかぶりつきとなり、またダンサーたちの踊りも本当に細かいところまで見ることができたのが大きな収穫でした。


後日談:
この時のうちのクムのソロの観客受けが非常に良かったせいか、なんと2005年2月にケアリイの地元、マウイで行われたライブにもうちのクムは招待され、再びソロで踊ることになりました。ライブが行われたのはケアリイが初のハワイ部門でノミネートされていた2005年のグラミー賞の前日とあって、ケアリイはライブ終了後すぐにロサンゼルスまで飛び、授賞式のセレモニーに参加していたようなのですが、残念ながら受賞とはなりませんでした

*1:宝くじや抽選はまったく当たらない私ですが、たまたまマウイに行くことにしたら、後からケアリイのミニライブが決まったり、ハワイアン以外のアーティストでも、いろんな人に会えたり(たとえばU2)と、なぜか音楽に関しては非常に運が良いのです。こういうところで運を使い切ってマス。

*2:ケアリイの日本のコンサートってこういうもの売ってるんですか?だったら日本のファンはラッキーです。余談ですが、アメリカの映画館では、日本のように映画のパンフレットやグッズは売っていません。日本はこういうオマケの商売がうまいですよね〜